「50万円を準備したいけど、手元にお金がない!」
このような方に向けて、50万円を準備する方法を4つご紹介します。
銀行や消費者金融機関のカードローンを利用する方法もひとつの選択肢ですが、借入先の選び方が分からず困っている方も多いのではないでしょうか?
目的や融資までの時間など、カードローンの選び方もいくつかのポイントに分けて解説しているので参考にしてください。
目次
【即日も可】50万円を借りる方法4選
50万円を借りる方法は、以下の4つが挙げられます。
【50万円を借りる方法】
1.家族や友人に借りる
2.銀行カードローンで借りる
3.消費者金融のローンで借りる
4.公的制度を利用する
1.家族や友人に借りる
まずは家族や友人など、近くに50万円を貸してくれる人がいないか探してみましょう。
すぐに準備してもらえたり利息を払わなくて済んだりなど、他の方法に比べて利点が多い方法です。
しかし親しい間柄であるからこそ、トラブルを避けるために返済期限や返済額はしっかり確認して書類に残しておくべきだといえます。
家族や友人にお金を借りる際も、借用書を作成してお互いに保管しておきましょう。
借用書の書き方については、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
2.銀行カードローンで借りる
周りにお金を貸してくれる人がいない場合には、カードローンの利用を検討してみてください。
特に銀行のカードローンは比較的金利が低く、いつも利用している銀行なら手続きもスムーズに進むでしょう。
また銀行にはカードローンだけでなく、住宅ローンやカーローンのような目的別ローンも利用できます。
利用方法が制限されている分金利は低く設定されているため、あらかじめ目的が決まっている場合にはおすすめです。
3.消費者金融のローンで借りる
銀行以外にも、消費者金融のカードローンを利用する方法もあります。
消費者金融機関とは、CMでもよく見かけるアコムやプロミスなどの貸金業者のことです。
インターネットや無人契約機で手続きができる場合も多く、人と話さずにお金を借りられる点がメリットだといえます。
4.公的制度を利用する
目的次第では、公的制度によってお金を借りられる場合があります。
たとえば東京都には、生活資金融資制度が2種類あります。
すくすく・ささえ | さわやか | |
利用目的 |
| 生活費 |
金利 | 年利1.5% | 年利1.8% |
融資可能額 | 100万円以内 | 70万円以内 ※特例(冠婚葬祭・住宅の増改築費など)は100万円以内 |
返済方法 |
据え置き期間:育児休業期間 (子が1歳6か月に達するまで) 介護休業取得期間(12か月を限度) |
|
このように銀行や消費者金融機関より低金利でお金を借りられる方法もあるので、各自治体の情報を一度調べてみることをおすすめします。
ヤミ金からは絶対に借りるべきではない
上記のように、50万円を準備するには身近な人や貸金業者からお金を借りる方法がありますが、絶対に利用してはいけないのが「闇金業者」です。
闇金業者には、以下のような特徴があります。
- 貸金業としての登録を受けていない
- 高すぎる金利でお金を貸している
- 過激な取り立てをしている
- 審査を実施していない
日本では貸金業法によって、都道府県または内閣総理大臣の許可がなければ貸金業はできないと定められています。
正式な貸金業者の場合は登録番号をホームページで確認できますが、闇金業者には記載がありません。
また利用者にお金を貸す場合、返済能力の調査が必要だと定められています。
闇金業者は「審査はしていないので、すぐお金を貸せますよ」などと甘い誘い文句を使ってくるので要注意です。
最近では、明るい対応や丁寧な文面のホームページで勧誘する「ソフト闇金」も増えています。
闇金だとあとから気づいて断ろうとすると高額なキャンセル料を払わされた事例もあるようなので、少しでも怪しいと感じたらお金を借りるのはやめましょう。
参考:貸金業法
カードローンの選び方
銀行や消費者金融のカードローンで50万円を借りたいと思っても、借入先は数多く簡単には決めきれないものです。
そこで、今回はカードローンの選び方を以下の4つのポイントでまとめました。
【カードローンの選び方】
- 金利・返済総額
- 融資までの時間
- 審査の難易度
- 無利息期間サービスの有無
金利・返済総額
金利によって返済総額は大きく変わるので、カードローンを選ぶ際は必ず確認しておきましょう。
また金利は、消費者金融機関より銀行の方が低めに設定されています。
ここでは、三井住友銀行とアコムを比較してみました。
三井住友銀行 | 年利1.5%~14.5% |
アコム | 年利3.0%~18.0% |
上限金利で返済シミュレーションをすると、返済額は以下のように異なります。
三井住友銀行 | アコム | |
月々の返済額 | 45,011円 | 45,839円 |
返済総額 | 540,128円 | 550,074円 |
利息 | 40,128円 | 50,074円 |
※50万円の借入、12回で返済の場合
返済総額は金利だけでなく返済方法によっても変わるので、各公式サイトで返済シミュレーションをしてから契約を検討するようにしましょう。
融資までの時間
「なるべく早くお金を借りたい」という場合は、融資までにかかる時間もチェックしておくべきです。
消費者金融機関の場合、その日のうちにお金が借りられることもあります。
【即日融資が可能な消費者金融機関一例】
一方銀行カードローンは、融資までに数日かかるケースも多いので要注意です。
また即日融資が可能と記載されていても、利用者によっては審査に時間がかかる場合もあります。
急いで借入したい方は、その旨を直接担当者に伝えて確認しておくと安心です。
審査の難易度
審査の難易度は、各金融機関によって異なります。
審査基準が明確に示されているケースはまれなので、申し込み基準をひとつの判断材料としましょう。
たとえばプロミスの場合、申し込み条件は以下のように記載されています。
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お申込いただける方の条件は、年齢18歳以上74歳以下のご本人に安定した収入のある方です。
主婦・学生でもアルバイト・パートなど安定した収入のある場合はお申込いただけます。ただし、高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
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また三井住友銀行の場合は、申込条件として以下のように記載されています。
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お申込時満20歳以上満69歳以下の方。
原則安定したご収入のある方。
当行指定の保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証を受けられる方。
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プロミスはパートやアルバイトでも利用可能とありますが、三井住友銀行にはその記載がありません。
会社の情報や収入面なども考慮したうえで、利用の可否が決まるのでしょう。
このように、銀行カードローンの方が利用できる人は限られているといえます。
参考:「キャッシング・消費者金融のプロミス公式サイト」申込条件
無利息期間サービスの有無
消費者金融機関の中には、無利息期間を設定している場合があります。
期間内の返済が可能な場合は、このような無利息期間サービスを活用できる消費者金融機関を選ぶのも一つの方法です。
【種類別】カードローンの利用が向いている人の特徴
上記で述べたように銀行ローンと消費者金融機関のローンはそれぞれメリット・デメリットがあります。
ここではそれらを考慮して、利用が向いている人の特徴を解説します。
銀行ローンが向いている人
【銀行ローンが向いている人】
- 申し込み基準を満たしている
- 低金利に抑えたい
- 返済期間が長くなりそう
銀行ローンは、申し込み基準が厳しめに設定されています。
正社員など安定した職業についている方は、銀行ローンを利用できる可能性が高いと考えられるでしょう。
また銀行ローンは消費者金融機関より低金利ですが無利息期間サービスを提供していないので、「返済期間が伸びるのでなるべく低金利で借りておきたい」という方におすすめです。
消費者金融ローンが向いている人
【消費者金融ローンが向いている人】
- 急いでお金を準備したい
- すぐに返済できそう
- カードを発行したくない
- 審査に自信がない
消費者金融ローンは即日融資に対応しているため、急いでいる方におすすめします。
また無利息期間サービスを利用して返済できそうであれば、金利の低い銀行ローンより消費者金融ローンを選ぶべきです。
さらに消費者金融によっては、カードを発行せずアプリでの借り入れもできます。
「キャッシングカードを人に見られたくない」という方にも、利用は向いているでしょう。
銀行より金利が高い分審査は甘めなので、銀行ローンに通らなかった場合にも検討してみてください。
50万円をカードローンで借りる際に必要な書類
カードローンを利用する際は、申し込み時に以下のような書類が必要です。
- 本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)
- 収入証明書(源泉徴収票・確定申告書など)
収入証明書は借入額が50万円を超える際には、必ず提出を求められます。
あらかじめ準備しておきましょう。
50万円をカードローンで借りる際の審査基準
カードローンの審査基準は借入先によって異なりますが、共通して言えるのは「返済能力を問われている」ということです。
つまり収入やこれまでの借入状況から、「申込者にお金を貸しても大丈夫なのか」という基準で審査されています。
これまでの借入状況は信用情報機関を通じて確認されており、借金の返済を滞納したりブラックリストに載ったりなどのトラブルがあると審査には通りにくくなるでしょう。
この信用情報は、CICやJICCに開示請求すれば自分でも確認できます。
まとめ
今回は、50万円を準備する方法について解説しました。
身近な人にお金を借りたり、銀行や消費者金融からカードローンを申し込んだりする方法があります。
また条件に当てはまれば、公的制度の活用も可能です。
利用目的や審査基準などに応じて、適切な借入方法を選択しましょう。