「学生におすすめのクレジットカードは?」
「何を基準に発行するカードを選べばいい?」
「そもそもクレジットカードは学生でも持てる?」
こんなお悩みを抱えていませんか?
キャッシュレス決済が広く普及している昨今、社会人だけでなく多くの学生がクレジットカードを利用しています。
しかし、カードには非常に多くの種類があるため、とくに初めて発行する方はどれに申し込むべきかよくわからないですよね。
そこでこの記事では、以下について解説します。
- ニーズ別 学生におすすめのクレジットカード
- 学生がカードを作るメリット・デメリット
- 失敗しないクレジットカードの選び方
自分にぴったりなカードを見つけたい方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
【ニーズ別】学生におすすめのクレジットカード7選
自分に合ったクレジットカードは人によって異なります。種類によって、特徴や得られるメリットに違いがあるためです。
ここでは学生が重視する項目別に、年会費無料のおすすめカードを厳選しました。
重視する項目 | おすすめカード |
---|---|
ポイント還元率の高さ | JCB カード W |
日常使いのしやすさ | 楽天カード |
発行スピードの早さ | 三井住友ナンバーレスカード |
学生向けメリットの豊富さ | 三井住友カードデビュープラス |
海外旅行保険の手厚さ | 学生専用ライフカード |
見た目のかっこよさ | Orico Card THE POINT |
ステータスの高さ | セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード |
各カードの概要について、順に確認していきましょう。
1.JCB カード W|ポイント還元率が高い
JCB カード Wは、ポイント還元率の高さが魅力的なカードです。通常のJCBカードと比べて常時2倍のポイントが貯まり、次のようなパートナー店ではさらに倍率が高まります。
- スターバックス:10倍
- セブン-イレブン:3倍
- Amazon:4倍貯まったポイントは、Amazonでの買い物時やカードの支払時に活用できます。そのため、高還元率で貯めたポイントを無駄にすることもありません。
電子マネーやスマホ決済に対応しており、利便性も高いです。還元率の高さを重視する方は、同カードの発行を検討してみてください。
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0〜10%(1ポイント=5円分と想定) |
国際ブランド | JCB |
申し込み資格 | 18歳以上39歳以下(高校生は除く) |
追加カード | ・ETCカード ・家族カード |
電子マネー | QUICPay |
スマホ決済 | ・Apple Pay ・Google Pay |
2.楽天カード|日常使いしやすい
楽天カードは、年会費が永年無料のクレジットカードです。通常のポイント還元率が1%(100円につき1ポイント)と高く、その使い道も多数用意されているため、日常使いに適しています。ポイントが使えるサービスの例は、以下のとおりです。
- 楽天市場
- 楽天Edy
- 楽天モバイル・でんき・ガス
- 楽天トラベル
- ラクマ
セキュリティ対策も万全なので、カードの利用時に不安を感じることもまずありません。新規入会で5,000ポイントなどが還元されるキャンペーンも頻繁に開催しているので、発行時にお得な恩恵を受けたい方にもおすすめです。
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | ・VISA ・Mastercard ・JCB ・American Express |
申し込み資格 | 18歳以上(高校生は除く) |
追加カード | ・ETCカード ・家族カード |
電子マネー | 楽天Edy |
スマホ決済 | ・Apple Pay ・Google Pay ・楽天ペイ |
3.三井住友ナンバーレスカード|発行スピードが早い
三井住友ナンバーレスカードは、最短5分で発行できるクレジットカードです。カード自体が手元になくても、Apple PayやGoogle Payに情報を登録すればすぐに利用できます。
名前のとおり、券面にカード番号や有効期限が書かれていない点も特徴的です。これらは指定のアプリを利用しないと確認できないため、不正に番号を見られるリスクがありません。
また、コンビニ3社(セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソン)とマクドナルドで利用すると、最大5%のポイントが還元されます。対象店舗をよく利用する方は、発行を検討するとよいでしょう。
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | ・VISA ・Mastercard |
申し込み資格 | 18歳以上(高校生は除く) |
追加カード | ・ETCカード ・家族カード ・バーチャルカード ・PiTaPaカード |
電子マネー | ・iD ・WAON |
スマホ決済 | ・Apple Pay ・Google Pay |
4.三井住友カードデビュープラス|学生向けメリットが豊富
三井住友カードデビュープラスは、18歳~25歳の学生のみが発行できるカードです。発行対象を限定する同カードは、次のような学生向けのメリットを豊富に用意しています。
- 常時2倍のポイントを付与
- 入会後3ヵ月は5倍のポイントを付与
- 満26歳以降はゴールドカードに自動で切替
毎年1回以上利用すれば、2年目以降の年会費も無料です。26歳以降になると自動でゴールドカードに切り替わる(一般カードへの切替も可)ため、いずれ高ステータスカードを持ちたいと考える方にも適しています。
年会費 | 初年度無料 ※翌年度以降も年1回の利用で無料 |
ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | Visa |
申し込み資格 | 満18歳~25歳までの学生(高校生は除く) |
追加カード | ・ETCカード ・家族カード ・バーチャルカード ・PiTaPaカード |
電子マネー | ・iD ・WAON |
スマホ決済 | ・Apple Pay ・Google Pay |
5.学生専用ライフカード|海外旅行保険が手厚い
学生専用ライフカードは、同じく18歳~25歳の学生だけが発行できるカードです。最大の特徴は、次のように海外旅行をサポートする特典が充実していることです。
- 自動付帯の海外旅行損害保険(最大2,000万円まで補償)
- 海外で利用した総額の3%をキャッシュバック(年間最大100,000円まで)
海外旅行保険は自動付帯なので、複雑な条件を意識することなく補償を受けられます。利用金額に対するキャッシュバックもあるため、卒業旅行で海外に行く方にはぴったりです。
卒業後も年会費無料で使えるので、海外旅行をする可能性があるなら発行しておいて損はないでしょう。
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%(1ポイント=5円分と想定) |
国際ブランド | ・VISA ・Mastercard ・JCB |
申し込み資格 | 満18歳~25歳までの学生(高校生は除く) |
追加カード | ・ETCカード |
電子マネー | - |
スマホ決済 | ・Apple Pay ・Google Pay |
6.Orico Card THE POINT|見た目がかっこいい
Orico Card THE POINTは、スタイリッシュな見た目に定評があるクレジットカードです。年会費無料でポイント還元率も1%と高いので、機能面を見ても使い勝手に優れています。入会後6ヵ月間は、還元率が2%にアップする点もうれしいメリットです。
電子マネーはiDとQUICPayの2つを搭載しており、Apple Payなどのスマホ決済にも対応しています。発行するカードを選ぶ上で券面の見た目を重視する方は、Orico Card THE POINTへの申し込みを検討するとよいでしょう。
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | ・Mastercard ・JCB |
申し込み資格 | 18歳以上(高校生は除く) |
追加カード | ・ETCカード ・家族カード ・QUICPayカード |
電子マネー | ・iD ・QUICPay |
スマホ決済 | ・Apple Pay ・モバイルiD(Android) ・モバイルQP(Android) |
7.セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード|高ステータス
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは、26歳未満であれば年会費無料で利用できるカードです。ステータスカードの象徴として世界中で愛用されるアメックスブランドのカードであり、日常的に利用していると一目置かれる存在になれる可能性があります。
電子マネーやスマホ決済に対応しているため、普段使いするなかで困ることもまずありません。国内・海外旅行の損害保険も、最高3,000円までと充実しています。ステータスの高さを重視する方には、同カードがおすすめです。
年会費 | ①26歳未満:無料 ②26歳以上:3,300円(税込み) ※初年度は無料 |
ポイント還元率 | 0.5%(1ポイント=5円分と想定) |
国際ブランド | American Express |
申し込み資格 | 18歳以上(高校生は除く) |
追加カード | ・家族カード ・ETCカード |
電子マネー | ・iD ・QUICPay |
スマホ決済 | ・Apple Pay ・Google Pay |
学生がクレジットカードを作るメリット・デメリット
学生がクレジットカードを発行するメリットとデメリットを紹介します。
学生がクレジットカードを作る3つのメリット
クレジットカードを作るメリットは、以下の3つです。
- 何にお金を使ったか見える化される
- キャッシュレス決済に対応できる
- 現金払いよりもポイントが貯まる
普段の支払いでクレジットカードを使うと、自然と利用履歴が残り毎月の支出内容が見える化されます。現金では無駄遣いをしても時間が経つと忘れがちなので、利用明細によって支払い内容を可視化できることは大きなメリットです。
また、電子マネーやスマホ決済に対応したカードを発行すると、現金以外の支払手段が一気に増えます。クレジットカードでは利用金額に応じてポイントが貯まるため、お金にあまり余裕がない学生の方もうまく活用するとよいでしょう。
学生がクレジットカードを作る2つのデメリット
クレジットカードを作るデメリットは、以下の2つです。
- 支払いが遅れると信用情報が傷つく
- 適切な管理をしないとお金を使いすぎてしまう
支払日に引き落としがされないと、クレジットカードやローンの審査時に利用される「信用情報」に傷がつく可能性があります。手元に現金がなくても支払いができてしまうゆえに、貯金に余裕がないのにお金を使いすぎてしまう方も少なくありません。
クレジットカードは便利な反面、誤った使い方をすると将来ローンを組めなくなったり、毎月支払いに追われたりします。カードを発行する際には、事前に上記のような注意点を把握して使い方を決めておくとよいでしょう。
学生におすすめのクレジットカードの選び方
失敗しないクレジットカードの選び方を紹介します。
- 年会費が無料のクレジットカードを選ぶ
- ポイント還元率が高いクレジットカードを選ぶ
- 自分に必要な機能がついたクレジットカードを選ぶ
カードの発行を後悔したくない方は、ぜひ本章の内容を理解しておいてください。
1.年会費が無料のクレジットカードを選ぶ
クレジットカードは、年会費が無料のものでも一通りの機能は十分に使えます。そのため、ステータスを重視する方や年会費以上に大きな恩恵を受けられる方を除いて、基本的には無料のカードを選ぶのがおすすめです。
本記事で紹介した7つのカードも、高待遇ながら年会費無料で使えます。余分な出費を減らしたい方は、無料で使えるカードを発行しましょう。
2.ポイント還元率が高いクレジットカードを選ぶ
クレジットカードを使うと、利用額に対して数%のポイントが貯まります。しかし、還元率は各カードで異なるため、倍率が低いものを発行するとなかなかポイントが貯まりません。
一般的には0.5%が相場といわれており、1%以上のカードは高還元率です。一度発行すると基本期には長期的に使うものなので、発行するカードを吟味する際にはポイント還元率も比較しましょう。
3.自分に必要な機能がついたクレジットカードを選ぶ
次のようなクレジットカードに付属する機能やサービスは、カードによって異なります。
- 電子マネー機能
- スマホ決済機能
- 国内・海外旅行損害保険
また人によって、付属しているとうれしい機能にも違いがあります。よって発行するクレジットカードを選ぶ際には、自分にとって必要な機能があるか確認することも大切です。
年会費やポイント還元率だけを重視すると後悔しやすいので、そのほかの機能も十分に比較した上でカードを選びましょう。
クレジットカードの発行に関して学生からよくある質問
最後に、クレジットカードに関して学生からよくある質問に回答します。
- そもそもクレジットカードの作り方は?
- 年収の少ない学生でも審査は通る?
- 大学生の保有率はどのくらい?
- 結局学生にとって最強のカードはどれ?
- 女性におすすめのカードはある?
カードの発行に際して疑問や不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
1.そもそもクレジットカードの作り方は?
クレジットカードを作る流れは、以下のとおりです。
- 発行を申し込む(インターネット・店頭・郵送)
- カード会社が審査をする
- 利用を開始する
申し込み方法は3種類ありますが、基本的には手軽にできるインターネットで問題ありません。申し込み手続きをすると、2週間程度を目安にカード会社が審査をします。無事審査に合格するとカードが自宅に届くので、利用を開始しましょう。
2.年収の少ない学生でも審査は通る?
若年層向けのクレジットカードでは、審査時に年収はあまり重視されません。そのため、スマホ料金などの遅延履歴がなければ、スムーズにカードを発行できることが通常です。
カード発行後に支払いを遅らせないことは大前提ですが、申し込み時の審査で苦戦するケースは少ないので気軽に手続きするとよいでしょう。
3.大学生の保有率はどのくらい?
一般社団法人日本クレジット協会の資料によると、大学生の所持率は54%でした。
参考:「『大学生に対するクレジットカードに関するアンケート(平成29年度)』結果報告書」
カードの内訳を見ると、家族名義ではなく自分名義のカードを利用している学生が大半だとわかります。大学生がクレジットカードを持つのは、ごく一般的なことといえるでしょう。
4.結局学生にとって最強のカードはどれ?
どれか1枚だけを選ぶなら「三井住友カードデビュープラス」をおすすめします。そもそも18歳~25歳の学生しか申し込めず、ポイント還元率が非常に優遇されているからです。
満26歳でゴールドランクにグレードアップできるのも、ほかのカードにはない魅力です。学生にとって最強のカードをお探しの方は、ぜひ発行を検討してみてください。
5.女性におすすめのカードはある?
女性におすすめのカードは「JCB カード W plus L」です。このカードを発行すると、ポイント還元率が高いカードとして紹介した「JCB カード W」と同様の機能に加えて、以下のサービスを受けられます。
- LINDAの日:あたりが出ると2,000円分のギフトカードがプレゼントされる
- LINDAリーグ:@cosmeやネイルクイックなどの優待・割引特典がある
- 女性のための保険サポート:お手頃な料金で手厚い保険に申し込める
基本的な機能も充実したカードなので、気になる方はより詳細な情報を確認するとよいでしょう。
まとめ
学生におすすめのクレジットカードや、失敗しないカードの選び方を紹介しました。
クレジットカードには、学生向けのメリットを充実させたものや海外旅行保険を手厚くしたものなど、さまざまな種類があります。そのため発行するカードを選ぶ際には、自分に必要な機能・サービスが付属しているか確認することが大切です。
年会費やポイント還元率だけを見て決めると、カードの発行を後悔しかねません。自分に合ったクレジットカードを発行して、より快適に日常生活を過ごしましょう。
参考;お金の教科書