「カードローンの契約を考えている」
「金利が低いカードローンを知りたい!」
「カードローンを選ぶ際、金利以外にも比較するポイントはある?」
など、お悩みを抱えていませんか?
カードローンの金利は金融機関によって異なります。
そのため、どのカードローンを契約しようか悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
金利によって返済額が大きく異なるため、慎重に選びたいですよね。
そこでこの記事では、25社のカードローンの金利を比較します。
金利を抑える方法や金利以外に確認すべきポイントも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
カードローンの金利を比較する際の注意点3選
カードローンの金利を比較する際には、抑えておくべき注意点があります。
主に、以下の3点です。
- 金利には幅がある
- 金利の上限は年利20%と決まっている
- カードローンには種類がある
各注意点について、順番に解説します。
1.金利には幅がある
カードローンの金利は、年1.5~15%などのように幅があることがほとんどです。
利息制限法によって、貸付額の金利が決まっているためです。
貸付額ごとの金利上限は、以下の通りです。
- 10万円未満:20%
- 10万円以上100万円未満:18%
- 100万円以上:15%
つまり、借り入れる金額によって適用される金利が異なるということです。
なお、初めてカードローンを契約する場合は、最高金利が適用されるケースが多いので頭に入れておきましょう。
2.金利の上限は年利20%と決まっている
利息制限法では、金利の上限は年利20%と決まっています。
そのため、この利率を上回る業者は違法となります。
悪質な業者を使った場合、借金の返済が難しくなり債務整理に追い込まれるケースも少なくありません。
「融資のスピードが早いから」「審査が通りやすいから」といった理由で契約するのではなく、適応される金利をしっかりと確認しましょう。
3.カードローンには種類がある
カードローンの主な種類は、以下の3つです。
- 銀行系カードローン
- 信託会社系
- 消費者金融系カードローン
全体的な金利が低く設定されているのが銀行系カードローンです。
一方、審査が厳しかったり融資までに時間がかかったりするなどの注意点があります。
カードローンを選ぶ際は、提供している金融機関にも着目してみてください。
【都市銀行編】カードローンの金利比較
都市銀行が提供しているカードローンの金利は、以下の通りです。
金利 | |
三菱UFJ銀行 | 年1.8~14.6% |
三井住友銀行 | 年1.5~14.5% |
みずほ銀行 | 年2.0~14.0% |
りそな銀行 | 年3.0~13.5% |
最低金利が最も低いのは、三井住友銀行の年1.5%です。
反対に、最高金利が最も低いのは、りそな銀行の14.0%です。
余談ですが、2022年2月時点では、ゆうちょ銀行にカードローンはありません。
過去には「したく」というカードローンがありましたが、2018年10月をもって新規受付を終了しています。
【地方銀行編】カードローンの金利比較
地方銀行の数は2022年2月時点で90を超えるため、こちらでは、6大地銀にしぼって金利を比較します。
金利 | |
横浜銀行 | 年1.5~14.6% |
千葉銀行 | 年1.4~14.8% |
静岡銀行 | 年4.0.~14.5% |
常陽銀行 | 年1.5~14.8% |
京都銀行 | 年1.9~14.5% |
福岡銀行 | 年3.0~14.5% |
最低金利が最も低いのは、千葉銀行の年1.4%です。
一方、最高金利が最も低いのは、静岡銀行と常陽銀行の14.8%となりました。
【ネット銀行編】カードローンの金利比較
こちらでは、主要な5つのネット銀行のカードローンの金利を比較します。
金利 | |
楽天銀行 | 年1.9~14.5% |
オリックス銀行 | 年1.7~17.8% |
PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行) | 年1.59~18.0% |
ソニー銀行 | 年2.5~13.8% |
auじぶん銀行 | 年1.48~17.5% |
最低金利が最も低いのは、auじぶん銀行の1.48%です。
反対に、最高金利が最も低いのは、ソニー銀行13.8%です。
ネット銀行は都市銀行や地方銀行と比較すると、金利が低い傾向にあります。
【信託会社系編】カードローンの金利比較
信託会社系カードローンは、クレジットカードを発行する信販会社などが提供しているカードローンです。
提携しているホテルやレンタカーが優待価格で利用できるなどの特典を付けているケースがあります。
主要な信託会社カードローンの金利は、以下の通りです。
金利 | |
三菱UFJニコス | 年6.0~17.6% |
三井住友カード | 年1.5~15.0% |
JCB | 年4.4~12.5% |
クレディセゾン | 年8.0~17.7% |
オリコカード | 年4.5~18.0% |
最低金利が最も低いのは、三井住友カードの1.5%です。
一方、最高金利が最も低いのは、JCBの12.5%となりました。
【消費者金融編】カードローンの金利比較
消費者金融のカードローンは、他のカードローンと比較すると、審査が通るまでの時間が早い傾向にあります。
Webの申込で完結するサービスもあるので、できるだけ早く融資を受けたい方におすすめです。
主要な消費者金融のカードローンの金利は、以下の通りです。
金利 | |
アコム | 年3.0~18.0% |
プロミス | 年4.5~17.8% |
SMBCモビット | 年3.0~18.0% |
レイクALSA | 年4.5~18.0% |
最低金利が最も低いのは、アコム・SMBCモビットの3.0%です。
一方、最高金利が最も低いのは、プロミスの17.8%です。
消費者金融のカードローンは、金利にあまり違いがありません。
そのため、融資のスピードや利便性などで比較検討すると良いでしょう。
カードローンの金利を抑える3つの方法
カードローンの金利を抑えるには、主に以下3つの方法があります。
- 消費者金融の無利息期間を活用する
- 借入限度額を高めに設定する
- おまとめローンを利用する
「金利が低い状態で融資を受けたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.消費者金融の無利息期間を活用する
消費者金融の多くは「無利息期間」という一定期間は利息が付かない制度が用意されています。
この期間中に返済をすれば、金利はまったくかかりません。
以下の消費者金融は、30日間の無利息期間を設けています。
- アコム
- プロミス
- レイクALSA
借入金額が少額の場合は、無利息期間が30日以上になることもあります。
例えば、レイクALSAは5万円以下の借り入れの場合の無利息期間は、最大180日です。
2.借入限度額を高めに設定する
カードローンの金利を抑えるためには、借入限度額を高めに設定する方法があります。
借入金額が高いほど、金利が低くなるようにしてあるためです。
一例として、PayPay銀行の利用限度額と金利を見てみましょう。
利用限度額 | 金利 |
100万円未満 | 18.0% |
400万円以上500万円未満 | 6.0% |
1,000万円 | 1.59% |
一方、限度額を上げると審査自体が厳しくなる傾向にあります。
金融機関から返済能力があるのかを見極められるためです。
借入限度額は必ずしも上げられるわけではないため注意しましょう。
3.おまとめローンを利用する
おまとめローンとは、複数の借金を1本にまとめる手続きです。
利用することで、金利の低い金融機関に返済先をまとめられます。
その結果、返済の負担を軽減できるのです。
具体的として、以下3つの借入先から借金をしていたとします。
- A社:年利15%
- B社:年利18%
- C社:年利18%
ここでおまとめローンを提供しているD社(年利12%)に一本化することで、利息の減額が可能です。
さらに返済先が1社になることで、利息負担が減るため、毎月の返済金額が少なくなる可能性もあります。
金利が低いカードローンの審査に通る必要性がありますが、すでに複数の金融機関からカードローンを契約している人におすすめの方法です。
カードローンを選ぶ際に金利以外で比較したい5つのポイント
カードローンを選ぶ際は金利に注目しがちですが、金利以外にも比較したいポイントがあります。
主に、以下の5つです。
- 審査・融資のスピード
- 利用・返済の利便性
- 提供しているサービス・キャンペーン
- 限度額
- 借入・返済時の手数料
「カードローン選びで失敗したくない」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.審査・融資のスピード
「クレジットカードの返済に間に合わない」など急ぎでお金が必要になる場合は、審査・融資のスピードを比較しましょう。
審査・融資のスピードは、金融機関によって異なるためです。
融資までに1~2週間かかるところもあれば、当日中に借りられるカードローンもあります。
急ぎで融資を希望している場合は、消費者金融が提供するカードローンがおすすめです。
※お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
2.利用・返済の利便性
カードローンを契約する際には、利用・返済の利便性を比較しましょう。
例えば、いちいち専用の窓口まで訪問して返済する必要がある金融機関であれば、返済が滞る原因になります。
利便性を比較する際は、以下の項目をチェックしてみてください。
- コンビニのATMが利用できる
- インターネットで返済できる
- 自宅の近所にATM窓口がある
- スマホアプリで取引できる
「返済しやすいか」に着目すると、返済が遅れたり滞ったりする可能性は低くなります。
3.提供しているサービス・キャンペーン
カードローンを選ぶ際は、提供しているサービス・キャンペーンで選ぶ方法があります。
例えば、楽天銀行はカードローンの契約で最大31,500ポイントの楽天ポイントを付与するキャンペーンを行っています。
また、みずほ銀行なら他行宛の振込手数料が月3回まで無料になる特典を用意しているのです。
このように、提供しているサービス・キャンペーンは金融機関によって異なります。
金利以外にも、サービスやキャンペーンでカードローンを比較してみても良いでしょう。
参考:カードローン|楽天銀行
参考:カードローン|みずほ銀行
4.限度額
カードローンでは、借り入れられる金額に上限があります。
金融機関によっては、限度額に400万円の差がつくことも珍しくありません。
希望している金額が借りられない可能性があるため、上限は必ず確認しましょう。
なお、審査の結果によっては、カードローンが貸付可能な限度額が借りられない場合もあります。
5.借入・返済時の手数料
カードローンを選定する際は、借入と返済時の手数料を比較しましょう。
特に、返済時の手数料はどのくらいかかるのか確認が重要です。
返済は毎月行うことになるため、手数料によっては1万円以上するケースも少なくありません。
また、ATM手数料は無料だとうたっていても、時間外手数料が発生する場合があります。
借入と返済時の手数料はどのくらいかかるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
まとめ|カードローンは金利以外にも比較しながら選ぼう
カードローンの金利は、金融機関によって異なります。
初めて契約する場合は、最高金利が適用されると考えておきましょう。
なお、金利以外にも比較すべき5つのポイントがあります。
- 審査・融資のスピード
- 利用・返済の利便性
- 提供しているサービス・キャンペーン
- 限度額
- 借入・返済時の手数料
これらの項目と金利を比べながら、自分に合ったカードローンを選んでみてください。