「カードローン審査に落ちたけど原因がわからない」
「審査に落ちないための対策を知りたい」
「お金を借りられなくて困っている」
こんなお悩みにお答えします。
カードローン審査に落ちたあとに理由は教えてもらえないので、何が問題だったのかわかりません。
次の申込みでしっかり通すためにも、審査落ちの原因を把握しておきたいですよね。
そこでこの記事ではカードローンの審査について、以下の内容を解説します。
- 審査に落ちる原因
- 審査に落ちたあとの改善策
- やってはいけないこと
カードローン審査に落ちたけど、次の申し込みは絶対に合格したいとお考えの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
カードローン審査に落ちる9つの原因
カードローン審査に落ちる理由は、返済能力が審査基準に達していなかったり信用情報に問題があったりするなど、さまざまな要因が考えられます。
そこでこちらでは、審査に落ちる原因を9つにまとめました。
- 収入に比べて借入希望額が大きい
- 複数業者から借入れしている
- 遅延や滞納履歴が信用情報に登録されている
- 短期間に申し込みを繰り返している
- 今後の収入に不安がある
- 勤続年数が極端に短い
- 支出の割合が大きい
- 申し込み書類に不備や嘘の申告があった
- 在籍確認が取れなかった
それぞれ順番に解説します。
1. 収入に比べて借入希望額が大きい
収入に比べて借入希望額が大きいと、審査で落ちる可能性が高くなります。年収の3分の1を超える借入れはできないと賃金業法の”総量規制”で決まっているからです。
参考:金融庁「賃金業法Q&A」
たとえば年収600万円の人は、金融機関から200万円までしか借りられません。
またカードローンを複数社に分けても、この制度は適用されます。
たとえば年収600万円の人がA社から150万円借りていたら、B社からは50万円までしか借りられません。
収入に対して欲しい金額を高くしすぎると、審査に落ちてしまいます。
2. 複数業者から借入れしている
複数業者から借りているときも、審査に通りにくくなります。多重債務の状態と判断されるからです。
1社だけ借りているのなら、それほど影響はありません。しかし、すでに2社以上の借入れがあると審査は厳しくなります。
カードローン会社は返済能力を重視して確認するので、複数の借り入れがある=返済される可能性が低いと判断されるのです。
3. 遅延や滞納など信用情報に問題がある
今まで遅延や滞納などが原因で信用情報に問題があると、カードローンの審査に通りません。
信用機関に事故情報が記載されるので、どのカードローンに申し込んでも審査で落とされます。
日本の信用情報機関は、以下の3社です。
すべてのカードローン会社は、複数の信用情報機関に登録しています。
返済の遅延が発生すると事故情報として信用情報に登録されるので、信用情報に問題があるかはすぐにわかります。
信用情報に記載される期間は以下の通りです。
信用情報機関 | 61日以上の遅延 | 3ヶ月以上の遅延 | 強制解約 |
JICC | 1年 | 5年 | 5年 |
CIC | 5年 | 5年 | 5年 |
KSC | 5年 | 5年 | 5年 |
この期間はカードローン審査に通らないと心得ましょう。
4. 短期間に申し込みを繰り返している
短期間に申し込みを繰り返すと、審査に通らなくなります。返済能力に問題があると判断されるからです。
短期間に複数のカードローンへ申し込むと、6ヶ月間は信用情報に登録されます。
いわゆる『申し込みブラック』と呼ばれる状態になるので、信用情報が回復するまで審査に通りません。
5. 今後の収入に不安がある
今後の収入に不安がある方は安定した返済が難しいと判断され、審査に通りづらくなります。
特にフリーターや個人事業主は収入が不安定なため、借入れの金額が高くなるとカードローン会社も融資は出しづらくなるでしょう。
反対に公務員や大企業に勤めている人は、安定した収入が見込めるので審査に通りやすくなります。
6. 勤続年数が極端に短い
転職直後など勤続年数が極端に短い人も、審査に落ちやすくなります。
退職や転職による収入ダウンの可能性があるからです。
また勤続年数が短いと正確な年収がわからないので、審査時に安定した返済ができないと判断されます。
具体的な基準は公表されていませんが、勤続年数が1年未満の人は審査に落ちやすくなると考えておきましょう。
7. 支出の割合が大きい
カードローン会社は収入と支出のバランスをみて審査するので、出費が多い人は返済が難しいと判断されやすいです。
収入に対して住宅や自動車ローンの比率が高いとカードローン会社が判断した場合、審査に通らない可能性があります。
収入に対する支出の割合が多い方は、借入れ希望額が多すぎないか振り返りましょう。
8. 申し込み書類に不備や嘘の申告があった
申し込み書類に不備や嘘の申告があると、審査は通りません。
審査担当者は提出書類と信用情報を比較するので、借入額を少なく記入するなど嘘の内容はすぐにバレます。
また、書類に記載した内容に不備があると審査落ちの原因になるので、申し込む前に記入ミスがないかよく確認しましょう。
9. 在籍確認が取れなかった
在籍確認が取れないことも、カードローン審査に落ちる原因です。
在籍確認とは、申告した会社に勤めているか電話確認することです。
そこで連絡したときに本人が出なかったり、電話に出た人が本人のことを知らなかったりすると、在籍確認が取れずに審査に落ちてしまいます。
カードローン審査に落ちたあとの5つの改善策
カードローン審査に落ちてしまったら、再申し込みする前に審査落ちした原因を改善しましょう。事前準備なしに次々と申請しても、審査落ちを繰り返すからです。
こちらでは具体的な改善策を5つ紹介します。
- 再申し込みは6ヶ月以上の時間を空ける
- 借入れは必要最低限の金額を申告する
- 信用情報の回復が必要な場合は5年間待つ
- 借入れする会社は少なくする
- 今の会社に1年以上勤める
それぞれ、順番に解説します。
1. 再申し込みは6ヶ月以上空ける
再申し込みは6ヶ月以上の期間を空けましょう。信用機関に申し込み履歴が残るので、短期間のうちに審査を繰り返すと「申し込みブラック」の状態に陥る可能性があります。
申し込みブラックの条件は開示されていませんが、目安として3ヶ月以内に複数のカードローンに申し込むと登録されるリスクがあります。
もし申し込みブラックになったら、信用情報の記録は6ヶ月〜1年間は残るので、その期間は審査に通りません。
再申し込みする際は、かならず6ヶ月以上の期間を空けるようにしましょう。
2. 借入れは必要最低限の金額を申告する
借入れは必要最低限の金額を申告しましょう。借入希望額が高いほど、審査基準は厳しくなるからです。
お金を借りたあとも生活はギリギリの状態になるかもしれませんが、滞納することなく返済を続ければ増額申請を出せます。
まずはカードローン審査に通ることが大切なので、最初は必要最低限の金額を申請しましょう。
3. 信用情報の回復が必要な場合は5年間待つ
信用情報機関に事故情報が載っていると、その期間はカードローンの契約ができません。
信用情報に問題のあるケースは、以下の状況が考えられます。
- 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)をした
- ローンの返済を滞納した
過去の経験で3ヶ月以上の滞納や債務整理をした人は、5年間の事故情報が残ります。
また事故情報が載っているか確認するには、信用情報機関に問い合わせることで調べられます。確認には以下3つの機関への連絡が必要です。
インターネットや郵送などの手段で問い合わせると、たいてい1週間ほどで結果がわかります。
信用情報に問題のある人は、5年以上待って信用が回復してから再申し込みしましょう。
4. 借入れする会社は少なくする
複数のカードローンと契約している方は、借入れ先を少なくしましょう。金融機関は貸し倒れのリスクを回避するため、借り入れ先が多いと審査基準が厳しくなるからです。
1社でも多く完済することで、地道に借入れする会社を少なくしましょう。
5. 今の会社に1年以上勤める
今の会社に1年以上勤めたうえで、再申し込みしましょう。一定期間の勤務歴があると信用度が上がるからです。
転職したばかりの人は退職のリスクが高かったり、年収が曖昧だったりとカードローンの審査に不利です。
今の会社に1年以上在籍したうえで、カードローンへ申し込みましょう。
カードローン審査に落ちたあとにやってはいけない2つの行動
お金が必要な状況でカードローン審査に落ちると生活が困窮するので、なんとしてでもお金を借りようと考える人もいます。
しかしながら、お金の工面でやってはいけない行動があります。以下2つの行動は金銭的なトラブルに巻き込まれる可能性が高いので、絶対にやめましょう。
- 闇金からお金を借りる
- 個人間融資を利用する
それぞれ理由を解説します。
1. 闇金からお金を借りる
審査なしでお金を借りられるからといって、闇金を利用してはいけません。
闇金とは賃金業に登録せず、通常よりも高い金利で貸し付けする業者です。
闇金は法律を無視しており、10日で10%など法外な金利を請求され、返済できない可能性が高くなります。
「違法だから無視すればいいのでは」と思うかもしれませんが、暴力や脅迫など過激な行動で肉体的・精神的な疲労を与える、悪質な取り立てが多いです。
高い金利と過激な取り立てで人生が狂ってしまうため、闇金を利用するのは絶対にやめましょう。
2. 個人間融資を利用する
SNSやネット掲示板を利用した個人間融資を利用するのもやめましょう。
個人の貸し借りであっても賃金業法に違反しているので、トラブルに巻き込まれる可能性が高いからです。
金融庁でも個人間融資の利用については、注意を呼びかけています。
参考:金融庁「SNSを利用した個人間融資に注意してください」
法外な利息を要求されたり保証金を持ち逃げされたりするリスクがあるため、しっかり法律に従っている業者を選ぶことが大切です。
まとめ
本記事で紹介した『カードローン審査に落ちる原因』と『対策方法』を知ったうえで、再申し込みすればカードローン審査に合格する確率を上げられます。
最後に繰り返しとなりますが、審査落ちする9つの原因は以下の通りです。
- 収入に比べて借入希望額が大きい
- 複数業者から借入れしている
- 遅延や滞納履歴が信用情報に登録されている
- 短期間に再審査を繰り返している
- 今後の収入に不安がある
- 勤続年数が極端に短い
- 支出の割合が大きい
- 申し込み書類に不備や嘘の申告があった
- 在籍確認が取れなかった
また審査に落ちたとしても、以下の対策を実行して再申し込みしましょう。
- 再申し込みは6ヶ月以上の時間を空ける
- 借入れは必要最低限の金額を申告する
- 信用情報の回復が必要な場合は5年間待つ
- 借入れする会社は少なくする
- 今の会社に1年以上勤める
カードローンは収入と支出のバランスをみて、返済に無理のない方に貸し出しをおこなっています。信用情報も重要な審査基準となるので、本記事を参考に再審査を受けてみてください。