J.Score(ジェイスコア)は、日本初の技術「AIスコア・レンディング」を活用したローンです。
AIと聞くと難しいイメージもありますが、簡単にいうと「利用者の信用スコアを数値化して融資を優遇するサービス」のこと。これまでの取引情報をAIが分析し、将来期待できる信用スコアを客観的に評価できるようにします。
新しいシステムの借り入れサービスJ.Scoreの口コミ・評判を紹介し、特徴やデメリットを解説します。
目次
j.scoreとは?
J.Scoreは、みずほ銀行とソフトバンクによって設立されたFin Tech(フィンテック)企業です。
Fin Techとは、金融サービスにテクノロジーを使って提供する企業のこと。J.Scoreの場合は、AIによって利用者の信用情報と将来の可能性をスコア化しており、AIスコアを活用した借り入れが可能です。
信用情報を客観的に評価できるだけでなく、現在の取引情報から将来性を推測してスコア化されます。
利用者側のメリットは、信用度が数値で示せることです。AIスコアが高ければ、さまざまな優遇措置を受けやすくなります。
J.Scoreでは、利用者のAIスコアに合わせて、優遇措置を適用するAIスコア・レンディングで融資を実施しています。
j.scoreの5つの特徴
J.Scoreと従来のカードローンを比較しながら、J.Scoreの特徴を5つ紹介します。
利用限度額が高い
J.Scoreは、利用限度額が従来のカードローンよりも高く設定されていることが特徴です。
従来のカードローンの利用限度額は、おおむね500万円〜800万円が一般的。しかし、J.Scoreの利用限度額は最大で1,000万円です。
ただし、収入やAIスコアの点数によって利用限度額は変わるため、誰でもJ.Scoreなら1,000万円借り入れできるわけではありません。
審査・融資のスピードが早い
審査スピードが早いことも、J.Scoreの特徴の1つです。
銀行のカードローンでは審査結果の回答が翌営業日のため、即日融資はできません。また、夜間や土日祝日などの受付時間外は営業を休止しており、審査が止まってしまいます。
しかしJ.Scoreは、最短で即日融資が可能です。申し込んだ当日に借り入れできるため、すぐにお金が必要な場合にも対応できます。
さらに、J.Scoreは平日の夜間や土日祝日の借り入れもOK。いつでも融資を受けられるため、急な支出があっても安心です。
AIスコア診断で自己診断できる
借り入れ前に、AIスコア診断で事前に利用限度額や利率がわかることも、J.Scoreの特徴です。
AIスコア診断は、誰でも無料で受けられます。ローンや金融資産額などの情報を入力すると、AIスコアとして点数が計測されます。
このAIスコアによって、利用限度額や利率の目安が診断される仕組みです。
自己診断は、質問に対する回答をクリックしていくだけの簡単なもので、すべての質問に回答しても時間はかかりません。
自分の状況だとどれくらいの融資が受けられるか知りたい人に、おすすめのサービスです。
AIスコア・リワードのスコアによって特典がある
AIスコア・レンディングを導入しているJ.Scoreならではの特典として、AIスコア・リワードがあります。
リワードスコアによってスコアランクが毎月更新され、ランクに応じた特典が受けられます。
特典内容は、ジム入会金無料・クーポン・デパートの特別優待・ゴールドカード初年度年会費無料などさまざまです。なかには、英会話レッスンプレゼントや講座受講料割引もあり、使い方によって、お得になります。
J.Scoreのマイページでは、質問に答えてAIスコアのスコアアップを図れます。最初はスコアが低くても、返済状況によってスコアが上がっていくシステムです。お得な特典を受けながら借金の返済ができるでしょう。
カードレスで利用できる
J.Scoreは、ローン専用カードのないカードレスでの利用ができることも特徴です。
借り入れはスマートフォンやパソコンから行い、インターネットで完結できます。ATMやテレビ窓口を利用しないため、振込手数料は無料です。
また、インターネットからの借り入れのため、わざわざ店舗に行ったり受付時間を待ったりしなくても24時間自宅から借入申込ができます。
平日なら22時55分まで、土曜日は21時40分まで、日曜日は16時40分の借入申込で、即日融資が可能です。翌日まで待つ必要はありません。
専門家のコメント
参考
J.Scoreは日本初の「AIを用いたスコアリング」を採用した金融サービスです。事前に用意された150以上の質問に回答することで、AIが回答内容とビッグデータをもとに独自のスコアリングを行います。
AIが算定したスコアは1度出た結果で固定されるわけではなく、利用者の変化に伴って成長していきます。スコアを成長させる手段は3つです。
まず「情報を入力する」こと。普段の生活やライフスタイルなどの情報をJ.Scoreに提供するほどAIの分析精度が上がり、スコアが上がる可能性があります。質問内容は「服を買う時に何を重視するか」「今後やってみたい趣味や習い事」など、一見すると金融とは関係なさそうな質問もあります。
次に「情報を連携する」こと。「みずほ銀行」「ソフトバンクまたはワイモバイル」「Yahoo! JAPAN」のいずれかの登録情報を入力することで制度が高まります。情報連携ではAIスコアのアップが期待できるだけでなく、レンディング金利を最大年0.3%引き下げることも可能です。
最後に「行動習慣を記録する」こと。「運動」「学習」「睡眠」「お金」の4項目の習慣をJ.Scoreに記録してスコアに反映すると金利に好影響を与えます。
スコアが最上級のダイヤモンドまで上がると「一休.comのダイヤモンド会員特典」などの特典を得られるので、それを狙ってスコアを上げる楽しみもありそうです。
j.scoreで借り入れするデメリット
革新的な技術をもち、さまざまなメリットのあるJ.Scoreですが、一方でデメリットも存在します。
ここからは、J.Scoreで借り入れする際に知っておきたいデメリットを3つ解説します。
インターネットからしか申し込めない
J.Scoreは、インターネットからしか申し込めないことがデメリットです。
スマートフォンやパソコンを用いて、自宅から簡単に借り入れできることはメリットでもあります。
しかし、自宅のインターネット環境が整っていない場合や、店舗で申し込みたい人にJ.Scoreは向いていません。
ATMからは借り入れできない
銀行やコンビニのATMから借り入れできないことも、J.Scoreのデメリットです。
J.Scoreはカードレスのため、一般的なカードローンのようにATMからの借り入れはできません。インターネットで借入申込をして融資が振り込まれてから、ATMで引き出す必要があります。
人によっては、ATMでそのまま借り入れできないことが手間に感じるケースもあるかもしれません。
年収の3分の1までしか借り入れできない
J.Scoreはほかのカードローンと同様に、総量規制の対象です。
総量規制とは、貸金業者から利用者を守るために、年収3分の1以上の借り入れを規制する制度のこと。
たとえば、年収300万円の人では、総量規制によって100万円以上の融資は受けられません。貸金業者1社からの規制ではなく、合計の金額が適用されます。
年収300万円の人が他社から50万円借りている場合、J.Scoreの利用限度額は50万円になる計算です。
j.scoreの口コミ・評判
j.scoreでお金を借りるのがおすすめの人
特徴やデメリットを考慮し、J.Scoreでお金を借りるのがおすすめの人の特徴を解説します。
低金利で借り入れしたい人
J.Scoreは、低金利で借り入れしたい人におすすめです。
一般的なカードローンの金利は、1.5〜18%程度に設定されています。しかし、J.Scoreは、0.8〜15.0%と低い水準にあります。
ただし、すべての人が金利0.8%で借り入れできるわけではありません。
J.Scoreの場合はAIスコアが高く、より信用度の高い人ほど金利が低くなる仕組みです。また、後述するサービスと連携すると金利が下がります。
AIスコアが高く、低金利で借り入れした人にはJ.Scoreが向いています。
簡単な手続きで即日借り入れしたい人
簡単な手続きで、即日借り入れを希望するなら、J.Scoreがおすすめです。
J.Scoreの本審査は、必要項目を入力し、本人確認書類と収入証明書の画像をアップロードするだけ。最短で当日審査結果が出て、即日借り入れできます。
銀行のカードローンでは、即日融資はできないことが多いため、すぐにお金を用意したい人はJ.Scoreで手続きするとよいでしょう。
みずほ銀行の口座・ソフトバンク・ワイモバイルを利用している人
J.Scoreは、以下のサービスを利用している人の金利が下がるシステムです。
- みずほ銀行の口座をもっている
- ソフトバンクやワイモバイルを利用している
- Yahoo! JAPANのアカウントをもっている
上記サービスと連携すると、利率が0.1%ずつ最大0.3%下がります。
みずほ銀行の口座をもっていたり、ソフトバンク・ワイモバイルを利用したりしている人は、より低い金利で借り入れできてお得です。
j.scoreで借り入れする流れ
J.Scoreで借り入れの申込をする際は、次の流れで手続きが進みます。
- AIスコア診断の実施
- 申し込み
- 必要書類の提出
- 契約・借り入れ
審査に必要な書類は、本人確認書類と収入証明書です。
写真ファイル形式の書類画像をスマートフォンや、パソコンからアップロードします。郵送の必要はないため、その場で手続きできることがメリットです。
審査結果は、登録したメールに届きます。最短で当日結果がわかるため、そのまま借り入れの申し込みへと進める流れです。
まとめ:ソフトバンク・ワイモバイルを利用しているならj.score(ジェイスコア)で金利が下がる!
J.Score(ジェイスコア)は、みずほ銀行とソフトバンクが共同で開発した日本初AIスコア・レンディングによるローンです。
次の条件に当てはまる人は、それぞれ0.1%ずつ借り入れの金利が下がります。
- ソフトバンクやワイモバイルを利用している人
- Yahoo! JAPANのアカウントをもっている人
- みずほ銀行の口座をもっている人
借り入れの利用限度額や金利は、利用者の信用情報に合わせてAIが診断し、AIスコアとして数値化されます。AIスコアのスコアランクによって、優遇が受けられるため、ゲーム感覚でスコアアップを目指せるシステムです。
J.Scoreは、上記のサービスを利用している人や、申し込みから返済までの手続きをインターネットで完結させたい人に向いています。
まずはAIスコア診断で、利用限度額や金利を診断するところから始めてみましょう。
この記事の監修者
その他のカードローン口コミ
みずほ銀行カードローンの特徴や借入方法、評判まで解説!
2023/5/8
みずほ銀行は知名度が高いので、カードローンの借入先として検討されやすいでしょう。ネットで検索すると、口コミや評判を多く見かけます。 実際にどうなのか検証してみます。またローン審査は厳しいのか、気になる ...
三井住友カードのカードローンの特徴や審査・在籍確認に関する口コミ・評判を紹介
2023/5/8
カードローンを借りるとき、さまざまな金融機関があって選び方に迷いますよね。 三井住友カードのカードローンは、毎月の返済額が5,000円からと返済負担の少ないことが特徴です。また、返済遅延がなければ翌年 ...
AIスコア・レンディングを導入したj.score(ジェイスコア)カードローンの口コミ・評判
2023/5/8
J.Score(ジェイスコア)は、日本初の技術「AIスコア・レンディング」を活用したローンです。 AIと聞くと難しいイメージもありますが、簡単にいうと「利用者の信用スコアを数値化して融資 ...
楽天銀行スーパーローンの特徴とは?審査基準や評判を解説します
2023/5/8
楽天銀行は1,100万口座を突破した大手のネットバンクで、楽天銀行スーパーローンというサービスを提供しています。カードローンの借入先として、検討している方も少なくないでしょう。 しかし申し込みを検討し ...