「今すぐお金が必要」「近くにお金を借りられる人がいない」そんなときにはコンビニATMが便利です。すぐ近くにある・いつでもお金を引き出せるコンビニATMでは、お金を借りる方法が4つあります。
本記事ではコンビニATMでお金を借りる方法やそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。お金を借りるまでの流れや注意点についても触れていますので、お金を借りることを検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
コンビニATMでお金を借りる4つの方法
コンビニATMでお金を借りる場合には、以下4つの方法が考えられます。
1.銀行のカードローン
銀行のカードローン契約をしている方は、銀行から発行されたローン専用のカードを使ってコンビニATMでお金が借りられます。いくらまで借りられるのかはカード発行時の契約内容によって異なります。
事前に契約が必要なため、この手段でお金を借りられるのは既に契約済みの方のみです。
2.銀行のキャッシュカードのキャッシング
キャッシング付帯のキャッシュカードをお持ちであれば、銀行のキャッシュカードを使ってコンビニATMでキャッシングが可能です。この方法も事前に契約が必要になるため、キャッシュカード発行時にキャッシング機能付きを選択している方のみが利用できます。
3.クレジットカードのキャッシング
銀行のキャッシュカードを同じく、クレジットカードにもキャッシング機能があります。クレジットカードはキャッシング付帯のものが多いですが、自ら選択してキャッシング機能を外している方もいらっしゃるはず。
そのためこの手段でお金を借りられる方も、事前にクレジットカードにキャッシング機能を付帯している方のみとなります。
4.消費者金融機関のカードローン
消費者金融機関が発行しているカードローンに申し込めば、コンビニATMで簡単にお金を借りることが可能です。この方法を使うには事前に申込を行う必要がありますが、ほとんどの消費者金融機関では申込日当日からお金を借りることができます。
「カードローン」とはいっても実際に「カード」を利用している消費者金融機関はあまり多くはなく、スマホやネットから申込をし、申込時に知らされた情報を使ってお金を借りられるケースがほとんど。そのため急いでお金を借りたい方におすすめの方法です。
カードローン・キャッシングとは?どちらを選ぶべき?
コンビニATMでお金を借りるには「カードローン」と「キャッシング」という手段があることがわかりました。この章では、カードローン・キャッシングとは何なのか、そして「どちらを利用した方がお得なのか?」について解説します。
カードローンとは
カードローンとは、銀行や消費者金融機関が行っているお金の貸付のこと。始めに契約を行い、後日郵送されてきたカードを利用してATMからお金を引き出します。消費者金融機関の中にはカード不要のカードローンを行っている機関もあります。
カードローンで借りたお金には利息がかかります。早くお金を返済すればその分利息は安くなります。利率は銀行や消費者金融機関ごとに異なっていますので、契約時に確認しましょう。
キャッシングとは
キャッシングもカードローンと同じく契約した銀行や金融機関からお金を借りられるサービスです。コンビニATMや銀行などのATMを利用してお金を借りられます。
カードローンとの違いは、カードローンがお金を借りることのみに特化したサービスなのに対して、キャッシングは何かのサービスに付帯したサービスだという点です。
銀行のキャッシュカードは口座のお金を入出金することがメインとして発行されています。キャッシングサービスはその付帯サービスとして付属しています。クレジットカードの場合も同様です。キャッシングはクレジットカードのメインの使途ではなく、付帯しているサービスとなります。
支払額を抑えたい方にはカードローンがおすすめ
コンビニATMでお金を借りるときにはカードローンとキャッシングのどちらを選べばいいのでしょうか?その答えは「金利」にあります。
カードローンはキャッシングに比べて金利が低い傾向にあります。カードローンはお金の借入専用のサービスであるため、他のサービスの付帯であるキャッシングより金利が低く設定されています。金利が低ければ、最終的に返済するお金も安くなるでしょう。
例えば楽天銀行のカードローンの利率は年1.9%~14.5%に設定されています。一方、楽天カードでキャッシングを行った場合の利率は年18%です。
そのため支払額を抑えたい方にはカードローンがおすすめです。コンビニATMでお金を借りたいときには、まずカードローンを検討してみましょう。
銀行と消費者金融のカードローンのメリット・デメリットを解説
カードローンには銀行のカードローンと消費者金融のカードローンの2種類があります。それぞれメリット・デメリットについて理解した上で最適な方法を選びましょう。
銀行と消費者金融のカードローンのメリットとは
銀行のカードローンとは、みずほ銀行や三井住友銀行など銀行が発行しているカードを使って行うカードローンのこと。一方、消費者金融のカードローンとは、アコムやプロミスといった消費者金融業者が行っているローンのことです。
銀行のカードローンのメリット
銀行のカードローンのメリットは金利が安いことです。例えば、楽天銀行のカードローンの利率は年1.9%~14.5%に設定されていますが、アコムの利率は年3.0%~18.0%となっています。金利を抑えたい方には銀行のカードローンがおすすめです。
消費者金融のカードローンのメリット
消費者金融のカードローンのメリットはすぐにお金が借りられるという点です。プロミスやアコムといった一部の消費者金融では申込から60分程度でお金が借りられます。急いでお金を借りたいときには消費者金融のカードローンが便利でしょう。
銀行と消費者金融のカードローンのデメリットとは
続いて銀行と消費者金融のカードローンのデメリットについてみていきましょう。
銀行のカードローンのデメリット
銀行のカードローンのデメリットは、事前に契約していないとカードローンを利用できない点です。銀行の審査は土日・祝日など銀行が休みの間止まってしまいます。そのためあらかじめ契約していない人にとっては「すぐにお金が借りたい!」というときに利用できない手段です。
消費者金融のカードローンのデメリット
消費者金融のカードローンのデメリットは金利が高いことです。
- 楽天銀行のカードローンの利率:年1.9%~14.5%
- アコムの利率:年3.0%~18.0%
支払額を抑えたいときには他の方法を検討しましょう。
カードローンを利用してコンビニATMでお金を借りる流れ
カードローンを利用してお金を借りるときにはどのような流れで作業を行う必要があるのかみていきましょう。
銀行のカードローンの場合
- インターネット・電話・来店などで申し込み手続きを行う
- 審査結果を確認する
- 契約手続きを行う
- カードが郵送で自宅へ届く
- コンビニATMでお金を借りる
銀行のカードローンを利用するには、借入日より前に契約手続きを済ませておく必要があります。カードが届いてからの借入となるため、基本的には申込当日に借入することはできません。最短翌営業日からの借り入れとなります。
消費者金融のカードローンの場合
- インターネット・電話・来店などで申し込み手続きを行う
- 審査結果を確認する
- 契約手続きを行う
- コンビニATMでお金を借りる
消費者金融のカードローンの場合申込から契約手続きまでをインターネットやアプリで行うことができます。アイフルの場合、最短18分(※)でお金を借りられます。
※お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
カードローンを利用してコンビニATMでお金を借りる注意点3つ
コンビニATMでお金を借りるときには、これから紹介する3つの注意点に気を付けて利用しましょう。
1.ATMの利用に手数料がかかる
ATMでお金を引き出す際には手数料が必要になります。110円~220円程度が一般的です。銀行によってはコンビニでの引き出し手数料が無料のケースもありますが、基本的には手数料の支払いが必要になりますので、お金を借りに行く際は手数料分の現金を持っていきましょう。
2.ATMで引き出せるお金には限度額がある
ATMでは1回でお金を引き出せる限度額が決められています。ローソンのATMの場合、1回あたりの出金限度額は20万円です。限度額は各コンビニによって異なっていますので、まとまった額を借りたいときはコンビニの公式サイトなどで確認しましょう。
3.ATMがメンテナンスで使えないこともある
ATMにはメンテナンスの時間があります。例えばローソン銀行のATMは毎日3~4時のうち15分間、毎月第二土曜日の21時~翌日7時までがメンテナンス時間である旨公表されています。
各コンビニATMのメンテナンス時間については、コンビニの公式サイトなどで公表されています。利用前に確認し、メンテナンス時間外に利用しましょう。
まとめ
コンビニATMでお金を借りる方法には下記4つです。
- 銀行のカードローン
- 銀行のキャッシュカードのキャッシング
- クレジットカードのキャッシング
- 消費者金融機関のカードローン
支払額を抑えたい場合、おすすめの方法はカードローンを利用することです。
銀行のカードローンには下記のメリット・デメリットがあります。
メリット:金利が安い
デメリット:お金を借りるまでに時間がかかる
消費者金融の場合はこちらです。
メリット:すぐにお金が借りられる
デメリット:金利が高い
メリット・デメリットを比較した上で、自分にとってベストな方法を選択しましょう。