この記事では、dカードの評判が気になる方向けに口コミ情報を掲載しています。他にもdカードの基本情報、メリット・デメリット、申し込み方法などを解説します。最後に「dカードをおすすめしたい人」についても解説するので参考にしてください。
目次
dカードの基本情報
dカードは株式会社NTTドコモが発行しているクレジットカードです。主にドコモユーザーが申し込み、審査を受けて発行し、利用することで様々なサービスを受けられるという特徴があります。もちろんドコモユーザー以外の方も申込みできます。
その他の基本情報は以下の通りです。
入会条件 | 高校生を除く満18歳以上 個人名義であること 本人名義の口座を支払い口座に設定すること その他NTTドコモ社が定める基準を満たすこと |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 100円(税込)につき1ポイント |
スマホ決済 | iD |
国際ブランド | Visa/Mastercard |
入会条件は「高校生以外の満18歳以上」なので、「人生最初のクレジットカード」というシチュエーションにも適しているでしょう。
参考:dCARDホームページ「dカードのご紹介」
dカードの6つのメリット
dカードには次のようなメリットがあります。
- 年会費が永年無料
- ポイント還元率が高い
- dポイント加盟店でポイントを使える
- 補償制度が充実している
- 旅行・レジャー時のサービスが充実している
- 電子マネー「iD」と一体化している
それぞれ解説していきます。
年会費が永年無料
dカードは会費がずっと無料です。発行時の手数料も不要ですし、どれだけ利用しても会費はかかりません。
クレジットカードの中には毎年会費が発生したり、一定の条件を満たさなければ無料にならないものもあります。
仮に年間5,000円の会費が発生すれば、5年間で25,000円、10年間で50,000円と保有期間が長ければ長いほどコストがかかりますが、dカードは会費無料なので気軽に発行できるでしょう。
ポイント還元率が高い
dカードで支払うとポイントが還元されます。還元率は100円につき1ポイントです。さらに次のシチュエーションで利用することでポイントがアップします。
- ドコモのケータイ・ドコモ光の利用料金1,000円につき10ポイント
- dカード特約店で利用すると100円につき2ポイント
- dカード加盟店で利用すると加盟店ごとのポイントが加算
中には還元率0.5%のクレジットカードもありますので、dカードのポイント還元率は高いといえます。
dポイント加盟店でポイントを使える
貯まったdポイントは加盟店で利用できます。加盟店にはコンビニ、レストラン、ドラッグストアのような街のお店や、ネットショッピングに対応しているお店が多いので使いやすいでしょう。
▼dポイント加盟店
- マツモトキヨシ
- マクドナルド
- ローソン
- ファミリーマート
- セブン-イレブン
- ツルハドラック
- すき家
- モスバーガー など
1ポイント単位で使えるのも魅力です。加盟店でショッピングした際に端数が生じたり、低額な商品を買ったケースなど状況に応じて利用できます。
他にもdポイントは、iDキャッシュバックで1ポイント=100円に交換が可能です。
補償制度が充実している
dカードには次の3つの補償制度があります。
- dカードケータイ補償
- お買い物あんしん保険
- カードの紛失・盗難の補償
dカードケータイ補償は、携帯電話の紛失や盗難による再購入費用の一部(最大1万円)を補償してもらえる制度です。
お買い物あんしん保険は、盗難や破損などで損害を受けたときに、年間100万円まで補償の対象になります。
カードの紛失・盗難の補償は、第三者に不正使用された際の補償制度です。
このように各補償制度が充実しているのもdカードの魅力です。
旅行・レジャー時のサービスが充実している
dカードの旅行・レジャー時の主なサービスには次の4つがあります。
- VJデスク
- 海外緊急サービス
- 海外旅行保険・国内旅行保険
VJデスクは海外旅行の際にホテル、レストラン、レンタカーの手配、各種チケットの予約などをしてもらえるサービスです。日本語スタッフが対応してくれるため、安心して依頼できるでしょう。メジャーリーグの試合日程や、ラスベガスのショーのチケット手配が可能です。
海外緊急サービスは、海外でdカードを紛失した際の一時的なカード発行、そして1,000ドルまで現地通貨を借りられる制度です。他にも海外レンタカー「ハーツレンタカー」の割引優待に対応しています。はじめての海外旅行では予想外の事態も起こりえるので、心強い制度ではないでしょうか。
海外旅行保険・国内旅行保険は、29歳以下のカード会員向けに、ケガや病気の治療費用や飛行機の遅延に伴う費用などの保険です。dカードで、海外旅行費用の支払いがある場合に限り保証対象となる点に注意しましょう。保険金額は海外旅行で最大2,000万円、国内旅行の場合は最大1,000万円です。
電子マネー「iD」と一体化している
dカードはスマホやカードをかざすだけで支払いができる電子マネー「iD」と一体化したクレジットカードです。iDマークがある店舗で利用できます。
iDに対応しているショップ、レストランは全国的にあるので、日常生活だけでなく旅先でも使い勝手が良いでしょう。
また、dカードアプリを使用するとスマートフォンで決済できます。
専門家のコメント(高柳さん)
参考
dカードはNTTドコモが提供しているクレジットカードで、基本還元率が1%と高還元なのが特徴です。ドコモのケータイや「ドコモ光」の利用料金をdカードで支払うと1,000円(税抜)で10ポイントと、より効率的にポイントを貯められます。
dカード特約店での支払いに使うと、100円で2倍以上のポイントを得ることも可能です。得られるポイントは特約店ごとに異なり、例えばJALなら100円の支払いで2%のポイントが貯まります。メルカリの利用なら200円で2.5%、スターバックスカードの購入なら100円で4%と更に高還元な特約店もあります。
ショッピング毎に「dカード ポイントモール」を経由すると、追加でdポイントをもらうことも可能です。「とにかくdポイントをたくさん集めたい」と考えているポイ活好きな方におすすめできます。
年会費も無料のため、契約や維持に余計な支払いは不要です。家族カードについても無料で発行できるので、コストを全く気にすることなく利用できます。ETCカードについては初年度の年会費が不要で、年に1回でも利用すれば2年目以降も無料です。この点はETCカードの発行手数料がかかる「auPAYカード」よりもメリットがあります。
dカードの2つのデメリット
メリットの多いdカードですが、人によってデメリットになる要素は以下です。
- 旅行傷害保険は条件付きで付帯
- 対応している国際ブランドが2種類
それぞれ見てみましょう。
旅行傷害保険は条件付きで付帯
旅行傷害保険の対象は29歳以下のdカード会員のみとなります。30歳以上のdカード会員で、旅行傷害保険を利用したい場合は、保険を探して別途加入する必要があります。
なお、29歳以下の会員であっても、海外旅行費用をdカードで支払っていない場合は補償対象とならないので注意しましょう。
対応している国際ブランドが2種類
国際ブランドの少なさも、人によってはデメリットに感じるかもしれません。dカードが対応しているのはVisaとMastercardです。
VisaとMastercardに対応していれば、基本的に海外旅行で困ることはありませんが、他のカードを保有したい場合はdカード以外も作成する必要があります。
dカードとdカードゴールドの違い
スタンダードタイプのdカード以外にワンランク上のdカードゴールドがあります。dカードゴールドはdカードを持っていなくても発行できるという特徴があります。
dカードとdカードゴールドの主な違いは以下です。
カード名 | dカード | dカードゴールド |
年会費 | 永年無料 | 11,000円(税込) |
dカードケータイ補償 | 最大1万円 | 最大10万円 |
旅行保険 | 海外旅行2,000万円 国内旅行1,000万円 ※29歳以下 | 海外旅行 最大1億円 国内旅行 最大5,000万円 ※年齢制限なし |
お買い物あんしん保険 | 年間100万円まで | 年間300万円まで |
空港・その他のラウンジ | 利用不可 | 利用可 |
dカードゴールドのみのサービスとして、ポイント10%還元や年間利用額特典、dカードゴールドデスク(専用の問い合わせ窓口)などがあります。
dカードの申し込み方法
dカードに申し込むには、まず次の書類を揃える必要があります。
- 支払い用口座の情報(キャッシュカード・通帳など)
- 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
- 勤務先情報(勤務先会社名・住所など)
その後のオンライン申し込みの流れは以下です。
- パソコン・スマートフォンから申し込む
- 受付メール受信(最短5分で届く)
- 入会審査(結果はメールで届く)
- クレジットカードの到着(最短5日)
- 利用開始
ドコモショップの窓口や郵送による申し込みにも対応していますが、オンラインのほうが審査結果が早いという特徴があります。
ただしパソコンやスマートフォンの操作が苦手な場合は、オンライン以外の申し込みを検討すると良いでしょう。
dカードの審査基準
dカードの審査基準は以下の4つです。
- 高校生を除く満18歳以上
- 個人名義であること
- 本人名義の口座を支払い口座に設定していること
- その他NTTドコモ社が定める基準を満たすこと
上記のうち気になるのが「基準を満たしているかどうか?」ではないでしょうか。
しかし審査基準の詳細内容は分かりません。NTTドコモ社は公表していませんし、それは他のクレジットカードも同じでしょう。
dカードに関するネット上の口コミには「審査に通らなかった」という内容があるので、個々人の状況によっては発行されないことも考えられます。
一般的には、次のようなケースに該当する場合に審査に通りづらいといえます。
- 最初から高額なキャッシング枠を設定した
- 複数のクレジットカードに申し込んでいる
- 過去に返済を滞納したことがある
- 過去に債務整理したことがある
ショッピング枠と違ってキャッシング枠は借金に該当するため、キャッシング枠が多いと審査が厳しくなります。
また複数のクレジットカード会社に短期間で申し込んでいたり、支払い滞納や債務整理した過去があれば、事故情報として信用情報に記録されているかもしれません。その場合は基本的に審査には通りません。
逆にいうと、上記のケースに該当せず、安定した収入があればdカードの審査に通りやすいといえるでしょう。
dカードをおすすめしたい人
dカードがおすすめなのは以下の人です。
- ドコモユーザー
- 頻繁にショッピングする人
ドコモユーザーがdカードを利用すれば携帯料金が安くなることがありますし、dカードケータイ補償によって割引価格で再購入できます。
頻繁にショッピングする人も、dポイント加盟店で利用することでポイントが貯まります。加盟店次第ではありますが、支払い金額の数%を割引きしてもらえることもあるようです。
このように、dカードは特にドコモユーザーとショッピングが多い人におすすめです。
dカードの評判やメリットなどのまとめ
この記事では、dカードの口コミ評判やメリット・デメリット、申し込み方法などを解説しました。
dカードはポイント還元率の高さが魅力ですし、dポイント加盟店で支払い時に利用することも可能です。補償制度や旅行時の充実も見逃せないポイントです。
審査結果がスピーディーに分かるのはオンライン申し込みです。審査基準は明確に公開されていませんが、安定した収入があり、過去に金融トラブルを起こしていなければ審査に通りやすいでしょう。
特にドコモユーザーは恩恵を受けやすいクレジットカードなので、審査の申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。