「未成年でもクレジットカードは作れるの?」
「作れるならどんなカードがおすすめ?」
「手続きの方法が知りたい」
こんなお悩みを解消していきます。
クレジットカードは未成年だと作れないという話を聞いたことはありませんか?結論から言うと、条件は付いていますが作成自体は可能です!
とはいえ、お金が絡むことなので「未成年者にクレジットカードを持たせるのはちょっと…」と反対したい気持ちが生じるのも無理はありません。
そこで、この記事では、
- 【結論】未成年者がクレジットカードを作れる条件
- 早期にクレジットカードを持つ3つのメリット
- クレジットカードを作る手順4ステップ
- 未成年者におすすめのカード5選
- クレジットカードを作れない未成年者の対処法2選
といった内容で解説していきます。
ぜひこの記事を参考に、未成年者のクレジットカード所有を検討してみてください!
目次
未成年でもクレジットカードは作れる!作成条件を30秒でサクッと解説
クレジットカードを作るには「高校生を除いた満18歳以上」という年齢制限があります。そのため、たとえ未成年でも上記の条件を満たせば、クレジットカードを申し込めるのです。
ただし、18歳以上20歳未満の方は自分1人で申し込みができません。支払い能力や判断力が十分でないとされるためです。
具体的には親権者の同意が必要なので、未成年者が両親に内緒でクレジットカードを作ることは不可能と知っておきましょう。
なお、今後は民法の改正により、2022年4月1日以降「満18歳で成年扱い」となります。申し込み時点で成年に達していれば、親権者の同意は必要ないので、今後はクレジットカードも少し作りやすくなるかもしれません。
未成年者がクレジットカードを持つメリット3つ
「未成年のうちからクレジットカードを持つのはちょっと…」と不安に思うかもしれません。
しかし、未成年者がカードを持つメリットは3つあります。
- クレジットヒストリーが積み上がる
- お金のリテラシーを磨ける
- クレジットカードの特典が利用できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. クレジットヒストリーが積み上がる
クレジットヒストリーとはカードの利用実績のこと。略して「クレヒス」とも呼ばれます。
「クレジットカードの利用額を滞りなく支払っている」という実績はどんどん積み上がっていき、ひいては社会的信用に繋がるのです。
若くしてカーローンを組みたいといったケースで、クレヒスが役に立つことも。
利用実績はカード会社や金融機関で共有されるため、クレヒスを積み上げる期間が長いほど各種審査で有利に働きますよ。
2. お金のリテラシーを磨ける
リテラシーとは「読み書き能力」に加え「ある分野における知識や活用能力」を指す言葉でもあります。
クレジットカードは利用記録が残るので、お金の管理に適したツール。未成年のうちからカードの利用に慣れることで、お金の活用能力アップに繋がります。
3. クレジットカードの特典が利用できる
キャッシュレスが当たり前となった現代においては、クレジットカードは1人1枚以上の所有が標準となりつつあります。
ECサイト・サブスクリプションサービスの利用など、インターネットでの決済には必須と言っても良いでしょう。
実際のところクレジットカードには、現金支払いにはない「ポイント還元」や「各種サービス」が充実しているので日々の生活に役立ちます。
結果として、通常より安く商品を購入できたり、サービスを利用できたりするため、早い段階で作っておいて損はないでしょう。
未成年者がクレジットカードを作る手順!かんたん4ステップで解説
こちらでは、クレジットカードを作るための一般的な手順を4ステップで解説します。
- 申し込みの条件を確認する
- 必要なものを用意する
- 申込内容を入力して入会審査に進む
- 審査に通過すればカードが到着する
もちろん、申込み条件や必要書類・申請の流れは、作りたいカードごとに異なります。
必ず個別のカード会社のWebサイトにて詳細を確認してから、申込みに進むようにしてみてください。
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. 申し込みの条件を確認する
どんなカードでも、発行するためには審査があります。なぜなら、クレジットカード会社も慈善事業ではないため、立て替えたお金が返ってこないと会社経営が成り立たないからです。
そのため、基本的には定期的な収入があり返済能力に問題ないことが申込み条件に挙げられています。
必ず審査を行う前に、申し込み条件をよく読み込みましょう。
ただし、学生カードを作る場合は収入を問われないケースも多いです。
というのも、実質の支払い者は両親だから。親の信用情報を元に、発行審査が行われていきます。
もちろん審査に通過したとしても、アルバイト収入が少なかったり、両親に支払いを任せたりするようであれば、カードの利用限度額が低くなりやすいです。あらかじめ注意しておきましょう。
2. 必要なものを用意する
どのカードを発行するときも、以下のものが手続きに必要です。
- 本人確認書類:運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・健康保険証・住民票など。顔写真がないものは2点以上必要のことが多い
- 学生証:短大生・専門学生・大学生ならば必要。クレジットカードの発行条件に「高校生ではない方」という項目があるため
- 親権者の同意書:18歳以上20歳未満の方
- 銀行口座
- 銀行口座で使用されている印鑑
- カード届け先の住所
- 連絡がつく電話番号
特に、申し込み者の住所とカード届け先の住所が違う場合には、現住所が記載された本人確認書類が必要です。
最寄りの警察署に行き、運転免許証の裏面に現住所を記載してもらうなど、事前に申請準備を進めておきましょう。
3. 申込内容を入力して入会審査に進む
申し込み方法は、主に3種類あります。
- 店頭カウンター
- Webから入力
- 書類を郵送
どの方法も基本的な流れは同じです。カード会社の各規約に同意し必要事項を入力・書類を添えて申請します。
カード会社側は、申し込み者がクレジットカードを使うのにふさわしい人物なのか確認するため入会審査を行います。
4. 審査に通過すればカードが到着する
カード会社の入会審査に通過すると、クレジットカードが発行されます。到着までは1週間~3週間が目安ですが、会社により即日発行される場合も。
自宅にカードが到着したら、受け取りの時点から利用開始できます。
未成年におすすめのクレジットカード5選
こちらでは、未成年におすすめのクレジットカードを5つ紹介します。
- JCB CARD W/JCB CARD W plus L
- 三菱UFJカード VIASOカード
- 三井住友カード(NL)
- 学生専用ライフカード
- 楽天カード
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. JCB CARD W/JCB CARD W plus L
名称 | JCB CARD W | JCB CARD W plus L |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | |
ポイント還元 | ・Oki Dokiポイント ・常にポイント2倍 ・パートナー店で最大11倍 ・ポイント優待サイト経由で最大20倍 | |
保険・補償内容 | ・盗難、紛失時の補償 ・旅行傷害保険(海外) ・ショッピングガード保険(海外) | |
国際ブランド | JCB | |
特徴 | ・18歳以上39歳以下 ・Amazonパートナーポイントプログラム | ・18歳以上39歳以下 ・Amazonパートナーポイントプログラム ・毎月の優待 ・豪華プレゼント企画 ・女性の保険 |
JCB CARD W/JCB CARD W plus L(女性用)は「18歳以上39歳以下」向けのクレジットカード。入会後は40歳以降も年会費は無料です。
Oki Dokiポイントは会員専用Webサービス「MyJCB」で交換可能。Amazonで1ポイントを3.5円分としても利用できるので、Amazonユーザーにおすすめです。
2. 三菱UFJカード VIASOカード
名称 | 三菱UFJカード VIASOカード |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元 | ・0.5%(1,000円で5ポイント) ・条件によりポイント2倍 ・ポイントサイト経由で最大25倍 |
保険・補償内容 | ・海外旅行傷害保険 ・ショッピング保険 |
国際ブランド | Mastercard |
特徴 | ・手続き不要の自動キャッシュバック ・Webで簡単申し込み、スピード発行 ・新規入会で最大10,000円キャッシュバック |
三菱UFJカード VIASOカードは、時短できるクレジットカード。簡単申し込み・スピード発行・ポイント自動キャッシュバックなど、忙しい人におすすめです。
ポイントサイト経由で、最大25倍ポイントゲットできるのもお得ですよ。
3. 三井住友カード(NL)
名称 | 三井住友カード(NL) |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元 | ・Vポイント ・0.5%(200円で1ポイント) ・特定の店利用でポイント最大5% |
保険・補償内容 | 海外旅行傷害保険 |
国際ブランド | Visa・Mastercard |
特徴 | ・カード番号が印字されていない ・カード情報はVpassアプリで確認 ・最短5分でカード発行 ・入会キャンペーンあり |
三井住友カード(NL)はナンバーレスで安心のクレジットカード。カード番号や有効期限といったカード情報はアプリで確認できます。
最短5分で入会審査完了。Apple Payや Google Pay に登録すれば、即日で使えます。
4. 学生専用ライフカード
名称 | 学生専用ライフカード |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元 | ・初年度1.5倍 ・誕生月3倍 ・会員限定ショッピングサイト利用で最大25倍 |
保険・補償内容 | 海外旅行傷害保険自動付帯(在学期間中のみ) |
国際ブランド | Mastercard・JCB・Visa |
特徴 | ・高校生を除く満18歳以上満25歳以下(大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方) ・卒業後も年会費無料 ・新規入会キャンペーン最大10,000円相当 ・海外利用総額の3%をキャッシュバック |
学生専用ライフカードは、満18歳以上満25歳以下の学生専用クレジットカード。
ポイント還元・海外旅行傷害保険・海外での利用総額の3%キャッシュバックなど、学生生活を応援してくれます。
5. 楽天カード
名称 | 楽天カード |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元 | 1%(100円につき1円分) |
保険・補償内容 | ・海外旅行傷害保険 ・カード盗難保険 |
国際ブランド | Mastercard・JCB・Visa・American Express |
特徴 | ・新規入会&利用特典でポイント獲得キャンペーンあり ・楽天ポイントカードが貯まる ・ポイントの使い道が充実 ・旅行の優待サービスあり |
楽天カードは、超大型ECモール「楽天市場」でポイント還元を受けられるなど幅広く使えるクレジットカード。
マクドナルドやガストなど、有名な提携店舗で提示するだけでポイントも貯められます。期間限定のキャンペーン中に新規入会すれば、利用特典で5,000ポイント(5,000円相当)ゲットできることもありますよ。
未成年者がクレジットカードを作るときの注意点と審査に通るコツ5つ
未成年の方がクレジットカードを作るときには、以下の5つに注意しましょう。
- 親権者の同意を必ず得る
- 虚偽の情報は絶対に申請しない
- 一度に複数枚の申し込みをしない
- リボルビング払いに申し込まない
- カードが発行されたら登録情報を確認する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 親権者の同意を必ず得る
18歳以上20歳未満の申し込み者は、親権者の同意が必要です。両親に発行したい旨を相談してみてください。
親に内緒でカードを作ることはできないので、必ず承諾を得ましょう。
2. 虚偽の情報は絶対に申請しない
申し込み時に嘘の情報を申請することはやめましょう。たとえば、親権者のサインをねつ造することは犯罪です。
嘘の申請は必ずバレます。今後カードが作れなくなる恐れがあるなどペナルティも厳しいので、必ず正規の方法で申し込みましょう。
3. 一度に複数枚の申し込みをしない
「便利だから一度に何枚かクレジットカードを作ろう!」と申請するのはNG。
この行為は「多重申し込み」といい、1枚のカードでは足りないほどお金に困っているリスクの高い人物と判断され、審査で落とされます。
一度に申し込むのは「1枚」が原則です。
4. リボルビング払いに申し込まない
リボルビング払いは「リボ払い」といわれ、カードの支払いが大変なときでも、毎月の支払いを一定額に減額できる制度。月々数千円からの支払いでOKなので、魅力的に感じる方も多いでしょう。
しかし、リボ払いの手数料として利息が上乗せされるため、支払い総額が増えてしまいます。借金苦に陥らないためにも、リボ払いは申し込まないほうが賢明です。
5. カードが発行されたら登録情報を確認する
クレジットカードが手元に届いたら、次のことを済ませておきましょう。
- カードに間違いがないか確認する
- 利用限度額・締め日・支払日を確認する
- カードの裏面に署名する
- 緊急連絡先を携帯電話に登録する
カードにはサインが必要なので必ず自筆で署名しましょう。落ちにくい細字の油性ペンがおすすめです。
さらに、緊急連絡先を携帯電話に登録しておくと、紛失しても慌てず対応できるでしょう。
未成年でクレジットカードを持つのが不安な人におすすめの方法2つ
「クレジットカードは持ちたいけれど、管理できるか不安だな…」と悩んでいる未成年の方も少なくないはず。
そんな人にもおすすめの方法を2つ紹介します。
- 学生カードを作る
- 家族カードを作る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 学生カードを作る
カード会社は、学生専用カードを扱っています。たとえば、学生専用ライフカードなど。
収入がないのを前提に、年会費無料・利用限度額が低めに設定されているので、初めてのカードとしてもおすすめです。
2. 家族カードを作る
「家族カード」とは、親が利用しているクレジットカードの「子カード」のこと。
カードは無審査で発行でき、支払い・明細書ともに本会員である親が管理するので安心です。
本会員がステータスの高いカードを使っている場合には、充実した特典を使えるメリットもあります。
未成年でクレジットカードを作れない人でも可能な方法2つ
クレジットカードはネットショッピングとの相性もよく、1人1枚持っていて損はありません。
しかし、未成年の方のなかには、親の承諾が得られなかったり、そもそも言い出せなかったりする方もいるでしょう。
そんなとき、以下のような方法を試してみるのがおすすめです。
- デビットカードを作る
- プリペイドカードを作る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. デビットカードを作る
デビッドカードは、支払い代金が口座から引き落とされる「即時払い」のカード。
VisaやJCBなど国際ブランドのカードは、クレジットカードと同様に加盟店で利用できます。
おすすめは以下のカードです。
- 楽天デビット:16歳から申込可/Mastercard・JCB・Visa
- 三菱UFJ-VISAデビット:15歳以上から申込可/Visa
また、近年注目を集めているJ-Debit(ジェイデビット)もおすすめ。加盟店の店員さんに支払いたい旨を伝えれば、特別な申請なく、銀行のキャッシュカードをそのままデビットカードとして使えますよ。
2. プリペイドカードを作る
プリペイドカードは、「チャージした分だけ使える」カード。国際ブランドのカードは、全国の加盟店で使用できます。
おすすめは、以下のカードです。
- Visaプリぺ:満6歳以上から申込可/Visa
- バンドルカード:審査・年齢制限なし/Visa
ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりのクレジットカードを見つけてくださいね!