「未成年でもクレジットカードは作れるの?」
「作れるならどんなカードがおすすめ?」
「手続きの方法が知りたい」
こんなお悩みを解消していきます。
18歳・19歳でもクレジットカードを作れるのでしょうか。結論から言うと、カードによりますが作成は可能です。
そこで本記事では、以下について解説していきます。
- 18歳・19歳がクレジットカードを作るための条件
- 早期にクレジットカードを持つ3つのメリット
- クレジットカードを作る手順4ステップ
- 若年者におすすめのカード5選
- クレジットカードを作れないときの対処法2選
ぜひこの記事を参考に、クレジットカードの作成を検討してみてください!
目次
18歳・19歳でもクレジットカードは作れる?
18歳以上ならクレジットカードを作れる可能性は高いでしょう。もともとクレジットカードの申し込み条件は「高校生を除いた満18歳以上」というものが多めでした。
ただし20歳未満は未成年だったため、基本的には親権者の同意が必要とされていたのです。
法改正により、2022年4月1日以降「満18歳で成年扱い」となりました。そのため現在は18歳・19歳でも親の同意なしで作れるクレジットカードが増えています。
もちろん支払い能力や判断力が十分でない場合は、審査で落ちる可能性が高いでしょう。それでも以前よりはクレジットカードが作りやすい状況になっています。
18歳・19歳がクレジットカードを持つメリット3つ
未成年の定義が変わったとしても、「18歳・19歳がクレジットカードを持つのはちょっと……」と不安に思うかもしれません。
しかし18歳・19歳でクレジットカードを持つメリットもあります。
- クレジットヒストリーが積み上がる
- お金のリテラシーを磨ける
- クレジットカードの特典が利用できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. クレジットヒストリーが積み上がる
クレジットヒストリーとはカードの利用実績のこと。略して「クレヒス」とも呼ばれます。
「クレジットカードの代金を滞りなく支払っている」という実績はどんどん積み上がっていき、ひいては社会的信用に繋がるのです。
若くしてカーローンを組みたいといったケースで、クレヒスが役に立つことも。
利用実績はカード会社や金融機関で共有されるため、クレヒスを積み上げる期間が長いほど各種審査で有利に働きますよ。
2. お金のリテラシーを磨ける
リテラシーとは「読み書き能力」に加え「ある分野における知識や活用能力」を指す言葉でもあります。
クレジットカードは利用記録が残るので、お金の管理に適したツール。若いうちからカードの利用に慣れることで、お金の活用能力アップに繋がります。
3. クレジットカードの特典が利用できる
キャッシュレスが当たり前となった現代においては、クレジットカードは1人1枚以上の所有が標準となりつつあります。
ECサイト・サブスクリプションサービスの利用など、インターネットでの決済には必須と言えるでしょう。
実際のところクレジットカードには、現金支払いにはない「ポイント還元」や「各種サービス」が充実しているので日々の生活に役立ちます。
結果として、通常より安く商品を購入できたり、サービスを利用できたりするため、早い段階で作っておいて損はないでしょう。
18歳・19歳がクレジットカードを作る手順!かんたん4ステップで解説
こちらでは、クレジットカードを作るための一般的な手順を4ステップで解説します。
- 申し込みの条件を確認する
- 必要なものを用意する
- 申込内容を入力して入会審査に進む
- 審査に通過すればカードが到着する
基本的に18歳・19歳でもクレジットカードの作り方は同じです。
もちろん、申込み条件や必要書類・申請の流れは、作りたいカードごとに異なります。
必ず個別のカード会社のWebサイトにて詳細を確認してから、申込みに進むようにしてみてください。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 申し込みの条件を確認する
どんなカードでも、発行するためには審査があります。なぜなら、クレジットカード会社も慈善事業ではないため、代金が返ってこないと会社経営が成り立たないからです。
そのため、基本的には安定した収入があり、返済能力に問題ないことが申込み条件に挙げられています。
必ず審査を行う前に、申し込み条件をよく読み込みましょう。
ただし、学生カードを作る場合は収入を問われないケースも少なくありません。
というのも、実質の支払い者は両親だから。親の信用情報を元に、発行審査が行われているからです。
もちろん審査に通過したとしても、学生はカードの利用限度額が低めです。あらかじめ注意しておきましょう。
2. 必要なものを用意する
どのカードを発行するときも、以下のものが手続きに必要です。
- 本人確認書類:運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・健康保険証・住民票など。顔写真がないものは2点以上必要のことが多い
- 学生証:短大生・専門学生・大学生が学生カードを作るなら必要
- 親権者の同意書:カード会社により18歳以上20歳未満なら必要
- 銀行口座
- 銀行口座で使用されている印鑑
- カード届け先の住所
- 連絡がつく電話番号
クレジットカードには現住所が記載された本人確認書類が必要です。
現住所と本人確認の書類の住所が違うなら住所変更の手続きをしておくなど、事前に申請準備を進めましょう。
3. 申込内容を入力して入会審査に進む
申し込み方法は、主に3種類あります。
- 店頭カウンター
- Webから入力
- 書類を郵送
どの方法も基本的な流れは同じです。カード会社の各規約に同意し必要事項を入力・書類を添えて申請します。
カード会社側は、申し込み内容をもとに審査を実施。
記載間違いがあると審査に通過できない可能性もあるため、正しい内容を入力または記載してください。
4. 審査に通過すればカードが到着する
カード会社の入会審査に通過すると、クレジットカードが発行されます。到着までは1週間~3週間が目安ですが、会社により即日発行される場合も。店頭受け取りが可能なカードもあり便利です。
カードは受け取りの時点から利用開始できます。
若年者におすすめのクレジットカード5選
若い年代におすすめのクレジットカードを5つ紹介します。
- JCB CARD W/JCB CARD W plus L
- 三菱UFJカード VIASOカード
- 三井住友カード(NL)
- 学生専用ライフカード
- 楽天カード
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. JCB CARD W/JCB CARD W plus L
名称 | JCB CARD W | JCB CARD W plus L |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | |
ポイント還元 | ・Oki Dokiポイント ・常にポイント2倍 ・パートナー店で最大11倍 ・ポイント優待サイト経由で最大20倍 | |
保険・補償内容 | ・盗難、紛失時の補償 ・旅行傷害保険(海外) ・ショッピングガード保険(海外) | |
国際ブランド | JCB | |
特徴 | ・18歳以上39歳以下 ・Amazonパートナーポイントプログラム | ・18歳以上39歳以下 ・Amazonパートナーポイントプログラム ・毎月の優待 ・豪華プレゼント企画 ・女性の保険 |
JCB CARD W/JCB CARD W plus L(女性向け)は「18歳以上39歳以下」向けのクレジットカード。入会後は40歳以降も年会費は無料です。
Oki Dokiポイントは会員専用Webサービス「MyJCB」で交換可能。Amazonで1ポイントを3.5円分としても利用できるので、Amazonユーザーにおすすめです。
2. 三菱UFJカード VIASOカード
名称 | 三菱UFJカード VIASOカード |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元 | ・0.5%(1,000円で5ポイント) ・携帯電話、プロバイダ、ETCの利用でポイント2倍 ・ポイントサイト経由で最大25倍 |
保険・補償内容 | ・海外旅行傷害保険 ・ショッピング保険 |
国際ブランド | Mastercard |
特徴 | ・手続き不要の自動キャッシュバック ・Webで簡単申し込み、スピード発行 ・新規入会で最大10,000円キャッシュバック |
三菱UFJカード VIASOカードは、時短できるクレジットカード。簡単申し込み・スピード発行・ポイント自動キャッシュバックなど、忙しい人におすすめです。
高校生を除く18歳以上の学生、または18歳以上で本人または配偶者に安定した収入がある方なら申し込みできます。
ポイントサイト経由で、最大25倍ポイントゲットできるのもお得ですよ。
3. 三井住友カード(NL)
名称 | 三井住友カード(NL) |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元 | ・Vポイント ・0.5%(200円で1ポイント) ・特定の店利用でポイント最大5% |
保険・補償内容 | 海外旅行傷害保険 |
国際ブランド | Visa・Mastercard |
特徴 | ・カード番号が印字されていない ・カード情報はVpassアプリで確認 ・最短5分でカード発行 ・入会キャンペーンあり |
三井住友カード(NL)はナンバーレスで安心のクレジットカード。カード番号や有効期限といったカード情報はアプリで確認できます。
高校生を除く18歳以上なら申し込み可能ですが、20歳未満は親権者の同意が必要です。
最短5分で入会審査完了。Apple Payや Google Pay に登録すれば、即日で使えます。
4. 学生専用ライフカード
名称 | 学生専用ライフカード |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元 | ・初年度1.5倍 ・誕生月3倍 ・会員限定ショッピングサイト利用で最大25倍 |
保険・補償内容 | 海外旅行傷害保険自動付帯(在学期間中のみ) |
国際ブランド | Mastercard・JCB・Visa |
特徴 | ・高校生を除く満18歳以上満25歳以下(大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方) ・卒業後も年会費無料 ・新規入会キャンペーン最大10,000円相当 ・海外利用総額の3%をキャッシュバック |
学生専用ライフカードは、満18歳以上満25歳以下の学生専用クレジットカード。
ポイント還元・海外旅行傷害保険・海外での利用総額の3%キャッシュバックなど、学生生活を応援してくれます。
5. 楽天カード
名称 | 楽天カード |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元 | 1%(100円につき1円分) |
保険・補償内容 | ・海外旅行傷害保険 ・カード盗難保険 |
国際ブランド | Mastercard・JCB・Visa・American Express |
特徴 | ・新規入会&利用特典でポイント獲得キャンペーンあり ・楽天ポイントカードが貯まる ・ポイントの使い道が充実 ・旅行の優待サービスあり |
楽天カードは、超大型ECモール「楽天市場」でポイント還元を受けられるなど幅広く使えるクレジットカード。
高校生を除く18歳以上なら申し込み可能です。
マクドナルドやガストなど、有名な提携店舗で提示するだけでポイントも貯められます。期間限定のキャンペーン中に新規入会すれば、利用特典で5,000ポイント(5,000円相当)ゲットできることもありますよ。
18歳・19歳でクレジットカードを作るときの注意点と審査に通るコツ5つ
18歳・19歳でクレジットカードを作るときには、以下の5つに注意しましょう。
- 親権者の同意が不要なカードを選ぶ
- 虚偽の情報は絶対に申請しない
- 一度に複数枚の申し込みをしない
- リボルビング払いに申し込まない
- カードが発行されたら登録情報を確認する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 親権者の同意が不要なカードを選ぶ
18歳以上が申し込み可能で、親権者の同意が不要なカードを選びましょう。
成年年齢が変わっても同意が必要なカードもあります。
もちろん不安があるのなら、家族に相談するのが確実です。
特に学生の場合は、親に相談のうえでクレジットカードを利用すると良いでしょう。
2. 虚偽の情報は絶対に申請しない
申し込み時に嘘の情報を申請することはやめましょう。嘘の申請は必ずバレます。
今後カードが作れなくなる恐れがあるなどペナルティも厳しいものです。
申し込み時は必ず正しい情報を入力・記載しましょう。
3. 一度に複数枚の申し込みをしない
「便利だから一度に何枚かクレジットカードを作ろう!」と申請するのはです。
多重申し込みをすると1枚のカードでは足りないほどお金に困っているリスクの高い人物と判断され、審査で落とされます。
一度に申し込むのは「1枚」が原則です。確実にカードを手に入れるためにも気をつけましょう。
4. リボルビング払いに申し込まない
リボルビング払いは「リボ払い」といわれ、カードの支払いが大変なときでも、毎月の支払いを一定額に減額できる仕組みです。月々数千円からの支払いでOKなので、魅力的に感じる方も多いでしょう。
しかし、リボ払いの手数料として利息が上乗せされるため、支払い総額が増えてしまいます。借金苦に陥らないためにも、リボ払いは申し込まないのが賢明です。
5. カードが発行されたら登録情報を確認する
クレジットカードが手元に届いたら、次のことを済ませておきましょう。
- 印字された名前に間違いがないか確認する
- 利用限度額・締め日・支払日を確認する
- カードの裏面に署名する
- 緊急連絡先に携帯電話を登録する
カードにはサインが必要なので、必ず自筆で署名しましょう。落ちにくい細字の油性ペンがおすすめです。
利用限度額・締め日・支払日を確認して、計画的に使用してくださいね。
学生でクレジットカードを持つのが不安な人におすすめの方法2つ
「クレジットカードは持ちたいけれど、管理できるか不安だな…」と悩んでいる学生も少なくないはず。
そんな人にもおすすめの方法を2つ紹介します。
- 学生カードを作る
- 家族カードを作る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 学生カードを作る
カード会社は、学生専用カードを扱っています。
申し込み条件には学生と明記されており、社会人は利用できません。
学生カードは、収入がないのを前提に、年会費無料・利用限度額が低めに設定されています。
特典も多いので、初めてのカードとしてもおすすめです。
2. 家族カードを作る
「家族カード」とは、親が利用しているクレジットカードの「子カード」のこと。
カードは無審査で発行でき、支払い・明細書ともに本会員である親が管理するので安心です。
本会員がステータスの高いカードを使っている場合には、充実した特典を使えるメリットもあります。
クレジットカードを作れない人でも可能な方法2つ
クレジットカードはネットショッピングとの相性もよく、1人1枚持っていて損はありません。
しかし安定した収入がなく契約が難しい方もいるでしょう。
そんなとき、以下のような方法を試してみるのがおすすめです。
- デビットカードを作る
- プリペイドカードを作る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. デビットカードを作る
デビッドカードは、支払い代金が口座から引き落とされる「即時払い」のカード。
VisaやJCBなど国際ブランドのカードは、クレジットカードと同様に加盟店で利用できます。
おすすめは以下のカードです。
- 楽天デビット:16歳から申込可/Mastercard・JCB・Visa
- 三菱UFJ-VISAデビット:15歳以上から申込可/Visa
また、近年注目を集めているJ-Debit(ジェイデビット)もおすすめ。加盟店の店員さんに支払いたい旨を伝えれば、特別な申請なく、銀行のキャッシュカードをそのままデビットカードとして使えますよ。
2. プリペイドカードを作る
プリペイドカードは、「チャージした分だけ使える」カード。国際ブランドのカードは、全国の加盟店で使用できます。
おすすめは、以下のカードです。
- Visaプリぺ:満6歳以上から申込可/Visa
- バンドルカード:審査・年齢制限なし/Visa
ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりのクレジットカードを見つけてくださいね!