※当ページはプロモーションを含んでいます

【徹底比較】FXと株はどっちが儲かる?7つの項目で違いを紐解く【向いている人の特徴も紹介】

「FXと株の違いが知りたい」
「FXと株はどっちがおすすめ?」
「初心者に向いているのはどっち?」

これから投資を始めたいと考えている方にとって、FXと株はどっちを選ぶべきか悩むところではないでしょうか。FXにも株にもそれぞれの良さがあり、どっちが向いているかは人によるといえます。

しかし、それぞれの特徴を知った上で自身に向いている投資方法を選びたいですよね。

そこで、こちらの記事では以下の内容について解説していきます。

  • FXと株の基本情報
  • FXと株の項目別比較
  • おすすめの人をケース別に紹介

ぜひこの記事を参考に、FXと株どっちの投資方法が適しているのかチェックしてみてください。

 

 

FXと株の基本情報

まずは、FXと株の特徴を紹介していきます。

それぞれどのような違いがあるのか、確認してみてください。

1.FXの特徴

FXは2つの国の通貨を売買して、レートの差により発生する利益を得る投資方法です。日本語で「外国為替取引」のことですが、現在は「外国為替証拠金取引」を示す言葉として利用されています。

1ドル=120円だったり、119円だったり、通貨の価値はリアルタイムに変動しています。FXは、この価格変動を利用して取引を行います。

1ドル=110円のときに円を売ってドルを購入し、1ドル=120円になったタイミングでドルを売れば、差額の10円が利益になる計算です。

なお、FX投資を行うのに必要な知識は、金融政策や政策金利などの世界の経済事情です。

2.株の特徴

株は正式には「株式投資」といいます。企業が発行する株式を売買して利益を得る投資方法です。

株は、企業が事業を行うためにお金を集める手段の1つです。企業が利益を得たら、株を持っている人(株主)に利益を配当するシステムになっています。また、株券を安く買っておいて高く売って利益を出すことも可能です。

株式投資を行うのに必要な知識は、会社の業績や業界全体の状況などです。FXも株も「安く買って高く売る」という原則は同じと言えるでしょう。

 

 

FXと株どっちを選ぶ?7つの項目別に比較

FXと株の特徴を7つの項目に分けて比較していきます。

一覧にまとめたものは、以下の通りです。

項目FX
投資対象通貨ペア(50程度)企業(国内3,500超)
必要資金数千円~数万円~
値動き1日あたり0.5%〜2%程度1日あたり0.5%〜3.0%程度
取引できる時間平日ほぼ24時間平日9:00~11:30 12:30~15:00
レバレッジ最大25倍(国内業者の場合)最大3.3倍(信用取引の場合)
手数料各通貨のスプレッド約定制や定額制の取引手数料
インカムゲイン毎日のスワップポイント年1〜2回の配当金

それぞれの詳しい内容について、解説していきます。

1.投資対象の比較

項目FX
投資対象通貨ペア(50程度)企業(国内3,500超)

FXは、世界各国が発行する通貨が投資対象です。

米/ドル円など、2つの通貨ペアが投資対象になるため、各国の経済状況や世界情勢が影響します。投資可能な通貨ペアの数は、FX業者により異なります。

株は、企業が発行する株式が投資対象です。発行する株式数や価格は企業により異なります。

株取引ができるのは、証券取引所に上場している企業の株のみです。業績や業界の事情などを考慮して、投資する企業を判断します。

投資対象の数は、FXの場合は50通貨ペア程度です。株の場合は、国内株だけでも3,500以上あります。

2.必要資金の比較

項目FX
必要資金数千円~数万円~

FXは、最低数千円からトレード可能です。最大25倍のレバレッジがかけられるので、少ない金額でも取引を開始できます。

FX会社により、最低取引単位が定められています。必要な資金の算出方法は「為替レート x 取引通貨数量」です。

株は、基本的に数万円から取引ができます。銘柄ごとに最低取引単位(単元株)が決められていて、一般的に1単元=100株です。

必要な資金の算出方法は「株価 x 単元株数」です。なかには1株単位(単元未満株)で購入できる株もあるので、数千円から始められるケースもあります。

3.値動きの比較

項目FX
値動き1日あたり0.5%〜2%程度1日あたり0.5%〜3.0%程度

FXは、値動きの制限がないのでドカンと一気に動く可能性があります。とはいえ、一般的には、1日でだいたい0.5~2.0%程度の値動きとされています。

10万円分トレードするなら、500円〜2,000円程度の値動きです。決済注文を出していない場合は、上限・下限なく利益(または損失)が膨らむリスクもあります。

株の場合は「ストップ高」「ストップ安」という1日の値幅制限があります。1日の値動きは0.5~3.0%程度の値動きです。

変動を平均すると、株の方が大きい傾向といえます。ただし、FXも株も、取引単位により損益額の調整が可能です。

4.取引できる時間の比較

項目FX
取引できる時間平日ほぼ24時間平日9:00~11:30 12:30~15:00

FXは一部の時間を除き、平日ほぼ24時間いつでも取引できます。

一方、株は証券取引所が開く平日9時~15時までしか取引できません。さらに、11:30~12:30までの昼休みも、取引は止まります。

ただし株の場合、証券取引所を介さなくても取引できる「PTS取引」を利用すれば、時間外でも利用可能です。

PTS取引なら夜間でも利用できますが、指値注文しかできなかったり、証券取引所に比べると活発さに欠けるため約定しにくかったりするのが難点です。

5.レバレッジの比較

項目FX
レバレッジ最大25倍(国内業者の場合)最大3.3倍(信用取引)

FXの場合、最大で25倍のレバレッジをかけられます。

どの通貨もレバレッジをかけられるので、少ない資金で大きなリターンが狙えます。しかし、その分失敗したときのリスクも高まるので注意しましょう。

株の場合、現物取引ではレバレッジをかけられません。

なかでも、信用取引なら最大で3.3倍のレバレッジをかけられます。ただし、銘柄によっては信用取引ができないものもあるので注意が必要です。

株式投資で大きな利益を狙うなら、まとまった資金を用意する必要があるでしょう。

6.手数料の比較

項目FX
手数料各通貨のスプレッド約定制や定額制の取引手数料

FXも株も、口座開設には手数料がかからないところがほとんどです。しかし、取引手数料は、それぞれかかります。

FXの場合は、スプレッドが実質的な手数料です。スプレッドは売値と買値の差のことをいい、取引ごとに発生するコストです。

株は証券会社が定めている取引手数料がかかります。

1回ごとに手数料がかかるところもあれば、1日の取引合計額に応じて手数料がかかるものなど、それぞれ特徴が異なります。ネット証券の場合、各種手数料が無料のケースが多いです。

7.インカムゲインの比較

項目FX
インカムゲイン毎日のスワップポイント年1〜2回の配当金

インカムゲインとは、資産を保有していることで得られる利益のことです。

FX投資は、通貨を保有している状態の時にスワップポイントという金利差調整分の費用が毎日発生します。金利差がプラスの時は毎日少しずつ利益を増やせます。

ただし、金利差がマイナスの時は毎日資産が減っていく点に注意が必要です。日本円のような低金利通貨を売って高金利通貨を買う場合はプラスの金利差が発生しますが、低金利通貨を買って高金利通貨を売る場合はマイナスの金利差が発生します。

一方、株式投資の場合、企業が利益を得た場合に配当金が受け取れます。

年に1~2回、当期利益や資本余剰金の一部を配当金として株主に分配します。なかには配当金がない銘柄もあるので、注意が必要です。

その他、株式投資の場合、株主優待が狙えることもあります。

 

 

FXと株はどっちがいい?おすすめの人をケース別に紹介

FXと株の違いがわかっても「結局どっちがおすすめなの?」と迷う方もいるでしょう。

こちらでは、ケース別におすすめの人の特徴を紹介します。

  1. 少額で投資を始めたい人
  2. 海外の事情に詳しい人
  3. 企業に勤めている人
  4. 配当金や株主優待を利用したい人
  5. 中長期で投資をしたい人

FXと株で迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.少額で投資を始めたい人

少額で投資を始めたい人は、FXがおすすめです。FXは大きくレバレッジをかけられるので、資金が少なくても何倍もの金額を取引できます。

国内FXの場合は最大25倍のレバレッジをかけられるので、1万円しか資金が無くても、25万円分の投資が可能ということです。

そのほか株式投資でも、1株から購入できる単元未満株なら少ない資金でも取引可能です。

元手が少ない方は、これらの取引方法を検討してみてください!

2.海外の事情に詳しい人

海外旅行や出張によく行く方など、海外事情に詳しいならFXがおすすめです。

FX投資は、2国間の通貨の取引を行います。そのため、FXの投資で稼ぐには世界経済や各国の情勢などの知識が必要です。

どんな政策が為替に影響するのか、という知識は必須でしょう。海外に全く詳しくない人よりも、現地によく行く人の方が国の事情を体感している分、取引しやすいと言えます。

3.企業に勤めている人

企業に勤めている人は、株式投資がおすすめです。すでにどこかの企業に所属していれば、関連する業界の事情に詳しいでしょう。

ただし、株は投資時間が平日9時~15時と、日中仕事をしている人は時間を作るのが難しいという側面も。指値注文&スイングトレードなどで可能な限り相場を凝視している時間を減らすなど、工夫が必要です。

4.配当金や株主優待を利用したい人

配当金や株主優待を利用したいなら、株を選びましょう。株式投資は年1~2回の配当金をもらえます。

ただし、企業の収益が赤字になった場合は配当金なしのケースがほとんどです。配当金や株主優待は、株を保有していてももらえないことがある点に注意が必要です。

5.中長期で投資をしたい人

中長期に渡ってじっくり投資を行いたい人は、株がおすすめです。

株は、長く保有していると配当金や株主優待が受けられる可能性が高まります。さらに、長期間保有する間に価値が上がる企業もあります。

株式投資は、知名度はそれほど高くなくてもこれから成長が期待できる企業に「応援」という形で投資するスタイルが人気です。利益が出るまでじっくり時間をかけたい方は、株を選ぶのがおすすめです。

 

 

FXと株はそれぞれ特徴が異なる!自分に合う投資方法を選ぼう

FXと株は「安く買って高く売る」という意味では、原則的に同じです。

しかし、それぞれの取引方法・投資先には特徴があり、どちらにも違った良さがあります。どっちが良いのか迷うなら、ご自身が用意できる資金や使える時間などを考えて、最適な投資方法を選んでみてください。

また、FXも株も、投資のやり方次第で利益を増やせることもあれば、大きな損失を被ることもあります。

それぞれの特徴をしっかり捉えて、どうすればリスクを回避しながら利益を出せるのか考えながら投資を行っていきましょう。

この記事の監修者

高柳政道
資格:1級ファイナンシャル・プランニング技能士 ・CFP(R) ・DCプランナー2級 対応可能業務:ライフプラン表・キャッシュフロー表の作成/資産運用アドバイス  

ライフプランの相談はコチラ

-FX