【リスクヘッジ】FX投資のメリット・デメリットを詳しく解説！失敗しない4つのコツも紹介

「FX投資にはどんなデメリットがある?」
「メリットも知りたい」
「FXで失敗しないコツを教えてほしい」

FXを始めたいけれど、失敗するリスクがあるためなかなか手を出せないという方も多いでしょう。FX投資は失敗することもありますが、大きな利益を得るチャンスもあります。

やり方次第ではリスクを最小限に抑えることも可能です。そのためには、まずFXのメリットやデメリットを把握しておくと良いでしょう。

そこでこちらの記事では、以下の内容について解説していきます。

FXのデメリットを知った上で投資を行った方が、大きな損失を防げるでしょう。ぜひこの記事を参考に、リスクを抑えたFX投資を行ってみてください。

FXのメリット6選

FX投資のメリットを6つ紹介します。

詳しく見ていきましょう。

1.少額から始められる

FX投資は少額から始められるのがメリットです。国内のFX会社のレバレッジは最大25倍なので、投資したい金額の25分の1が用意できれば始められます。

例えば、通常は1ドル＝100円の場合、投資に10万円を使う場合は1,000通貨分が購入可能です。しかし、最大25倍のレバレッジをかけると25,000通貨分の投資ができるということです。

投資額が大きければ得られる利益も増えるので、少額でもかなり稼げる可能性があります。

2.取引できる時間が長い

FXは取引できる時間は、平日ほぼ24時間と長いのが特徴です。FXは深夜や早朝でも相場が動いているので、空いている時間を投資に充てられます。

株式投資の場合は、平日の9時～15時までの取引時間です。平日の昼間は仕事をしている人には、取引が難しいものです。

FX投資なら空いている時間に取引できるので、日中忙しい人でも副業として取り組みやすいでしょう。

3.取引コストが安い

FXの取引にかかる手数料は、ほとんどの会社が無料です。通貨の売買にスプレッドがかかりますが、米ドル円でも0.1～0.3銭ほどなので外貨預金にかかる手数料の10分の1～100分の1程度で済みます。

海外に行くときの外貨両替と比較しても、かなり安い手数料といえるでしょう。取引コストが安いので、手数料を気にせず安心して投資できます。

4.スワップポイントがもらえる

FXは、スワップポイントによる利益も狙えるのがメリットの1つです。スワップポイントは、通貨間の金利差のことを指します。

スワップポイントが大きいほど、多くの利益が期待できます。また、スワップポイントは毎日受け取れるのでコツコツ利益を増やすことが可能です。

5.為替レートが下ったときに利益が出せる

為替レートが下がったときでも利益を出せるのが、FXの大きな特徴です。一般的な資産運用の場合、まずは購入して高値がついたら売るという手順でしょう。

しかし、FXの場合「買い」と「売り」の両方から取引できます。そのため、高く売ってから安く買うという取引が可能です。利益を得られるチャンスが多いのがFXのメリットです。

6.自動売買による取引が可能

FXの口座には、自動売買による取引が可能なところがあります。自動売買は、あらかじめ設定している規則に従って自動で取引や利益確定を行います。

自動売買を利用すれば、FXを始めたばかりの初心者でも取引しやすいでしょう。取引に慣れてきたら設定を調節して、より大きな利益を狙うのがおすすめです。

FXのデメリット5選

FX投資にはメリットが多い分、デメリットもあります。

こちらでは、5つのデメリットについて解説していきます。

メリットとあわせてチェックしてみてください。

1.レバレッジで損失が大きくなることがある

FXはレバレッジにより、資金の何倍もの投資が可能です。予想が当たれば多くの利益を得られますが、外れた場合は大きな損失になります。

国内のFXは25倍までレバレッジがかけられますが、損失も25倍になると考える必要があります。

取引に慣れるまでは、レバレッジをかけすぎないほうが良いでしょう。

2.世界各国の市場や投資家の動きが影響するので予測が難しい

FXは先読みが難しいのがデメリットの1つです。FXの価格変動は、あらゆる事象が影響するためです。

例えば、

などが為替市場に関係してきます。

値動きを完全に読み切るのは難しいですが、テクニカル指標などを活用してある程度予想が可能です。為替の動きを読むスキルを身につけていきましょう。

3.ロスカットがある

ロスカットは、相場が一定の基準を下回ったときに、ポジションを強制的に確定するものです。投資家が損失を最小限に留められるように設けられています。

大損しないのは良いシステムですが、持ち直すまで保有したいと考えても強制決済されてしまいます。

レバレッジが高くなると、ロスカットが発動する可能性が高まるので、注意が必要です。

4.追加証拠金を求められることがある

FXは、追加証拠金（追証）を求められることがあります。追証は、委託保証金が維持率を割り込んだ場合に発生するもので、追加で入金が必要です。

追証を解消するためには、証拠金を追加入金するか、保有しているポジションを決済する方法があります。

期限内に追証が解消されない場合、保有しているポジションが強制決済されるなどのペナルティーが発生するので注意が必要です。

5.寝ている間に為替レートが急変することがある

FXは、平日24時間動き続けています。

寝ている間に為替レートが変動することもあります。プラスになることもあれば、大損することもあるでしょう。しかし、24時間休みなしで為替レートを見続けるわけにはいきません。

損失のリスクを抑えたいなら「寝る前にポジションを取る」または「損切り設定をして保有し続ける」などの対策をしておく必要があります。

FXでの失敗を防ぐ4つのコツ

FXで失敗すると、大きな損失が発生します。FXで利益を得るには、失敗しないようにリスクを回避することが大切です。

そこで、こちらではFXの損失を回避するためのコツを4つ紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

1.少額からスタートする

FX初心者は、まず少額からスタートしましょう。「そもそも取引ツールの操作方法がわからない」という場合は、デモトレードで練習するのがおすすめです。

しかし、実際に投資を行って損益を得る感覚を得るには、自分の資金を投じる経験が必要です。少額でも、自分のお金が減ると損失の実感がわき、損切りの大切さがわかるでしょう。

投資をする中で、金額が大きくなると損失が発生することに恐怖を感じ、なかなか損切りに踏み切れないケースもあります。

早いうちから、損失を最小限に抑えるコツをつかんでおくことが大切です。投資の感覚を掴むためには、まず少額からFXを始めてみてください。

2.リスクの低い注文方法を覚える

FXで失敗するリスクを回避するには、損失を最小限に留める注文手法を身につけることが大切です。

為替市場は24時間動き続けますが、投資家が一日中レートを確認するわけにはいきません。注文方法を使い分けて、リスクを最小限に抑えましょう。

FXの基本的な注文方法には、以下の6種類が挙げられます。

状況に応じて使い分けられるように、それぞれの使い方をマスターしておきましょう。

3.レバレッジをかけすぎない

FXの失敗リスクを回避するなら、レバレッジをかけすぎないことが大切です。

レバレッジは、預けた資金の何倍もの金額を取引できる仕組みをいいます。例えば、10万円分の取引をして2万円の利益が出た場合、レバレッジなしでは利益は2万円です。しかし、レバレッジを25倍かければ50万円の利益が得られます。

一見メリットが多いように見えますが、損失が出た場合はレバレッジをかけただけマイナスが大きくなります。「できるだけ多くの利益を得たい」という気持ちを抑えて、初心者のうちは2倍程度のレバレッジで取引に慣れていくと良いでしょう。

勝率が上がってきたら、レバレッジを高くすることを検討してみてください。

4.分散投資を行いリスクヘッジする

FXのリスクを回避するには、複数の口座や通貨ペアなどに分けて、分散投資を行うのがおすすめです。

分散させていれば、1つの投資先で損失が出ても他から利益を補填できるのでトータルで損失するリスクが低下します。

分散投資は、いくつかの種類に分けられます。

例えば通貨の場合、高金利な通貨（トルコリラやメキシコペソなど）で一気に多くの利益を得たいと考えるでしょう。

しかし、高金利な通貨は下落のリスクも高いため、安定している通貨にも分散したほうが、損失のリスクを回避できます。

FX投資にはメリットもデメリットもある！失敗しないコツをつかんで稼ごう

FX投資には、少額から始めやすかったり、取引コストが安かったりするメリットがあります。

一方、損失が大きくなったり、為替レートの急変があったりするデメリットもあります。FX投資を行う際は、メリットとデメリットを踏まえた上で始めるのが良いでしょう。

さらに、リスクを最小限に抑えることも大切です。FX初心者は、注文方法を覚えて、レバレッジをかけすぎず少額からスタートさせてみてください。

大きく稼ぐことよりも、取引に慣れて安定して利益を出すことを目指していきましょう。