FXを始めるにあたって、まずは負ける人の特徴を知っておくことが重要です。なぜ負けるのかを知っておけば、必然と勝てる人の特徴を知ることにもなります。
この記事では、FXで負ける人の特徴を紹介してから、勝つポイントを説明します。また、FX初心者におすすめのFX会社も紹介しますので、口座開設の参考にしてみてください。
FXで負ける人の特徴
FXで負ける人は、単純に勉強不足や経験不足が原因だと勘違いされがちです。
しかし実は、マイルールをもっていない人や、感情に左右されやすい人などもFXで負けやすいと考えられています。
FXで勝つために、まずは負ける人の特徴を把握し、自分が当てはまっていないか、改善できるポイントはないかを確認して対策しましょう。
勉強していない
そもそも、FXやマーケットの勉強をしていない人はFXで負けやすくなります。
FXにはプロトレーダーもおり、勉強不足のまま取引を始めるのは、格闘技のプロの中に初心者が混じって試合するようなものです。結果は火を見るよりも明らかでしょう。
FXで負ける人にならないように、最低限の勉強をしてから取引を始める必要があります。
損切り(ロスカット)できない
損切りとは、損失の出ている取引を決済して損失を確定させることです。
たとえば、買値1ドル=100円で10万通貨エントリーし、1ドル=95円に下がってしまった場合、その時点で決済すれば損失は50万円で済みます。
しかし、損失が出ているのに決済せず、さらに下がり続けて1ドル=90円になったとします。この場合の損失は100万円で、1ドル=95円で損切りした場合と比較して50万円も多く損失を出すことになるのです。
損切りできない理由には、「損失を認めたくない」という心理が関係しています。相場が戻って、損失が利益に変わるかもしれないと思うと、損切りできなくなってしまって損失が大きくなる原因です。
FXでは損小利大が原則で、損失が出てもそれを上回る利益を出すことを目標とします。そのためには、損失をできるだけ少なくする必要があり、損切りの勇気が重要になります。
自信過剰または感情的になってしまう
自意識過剰だったり、すぐに感情的になってしまったりするのも、FXで負けやすい人の特徴です。
根拠なく「自分は勝てる」と思い込んでいる人や、「稼ぎたい」という思いが強すぎる人は、難しい局面でもポジションをもってしまいます。ポジションとは、注文の約定後に保有している建玉のことで、未決済のものです。
俗にポジポジ病と呼ばれ、常にポジションをもっていたい状態の人を指します。ポジポジ病になってしまう人には、「機会損失したくない」「損失を取り返したい」という心理が働いていると考えられます。
FXは感情をできるだけ排除し、機械的な取引が求められる投資です。感情的な人や自信過剰な人はFXには向いていません。
慌ててエントリーしてしまう
初心者にありがちなのが、相場の動きで慌ててエントリーしてしまうケースです。
エントリーとは新規ポジションをもって、取引を始めることで、反対にポジションを決済して取引を終わらせることはクローズといいます。
相場が動いて、これから大きく利益が得られそうだと感じると、分析せずにそのままエントリーしてしまう人は、FXで損失を出しやすい負ける人になりがちです。
FXでは自分で設定したマイルールに従って、取引するのが基本。マイルールを無視して、慌ててエントリーするとよいことはないと考えましょう。
高レバレッジで取引している
初心者なのに高レバレッジで取引していることも、FXで負ける人の特徴です。
レバレッジとは「てこの原理」を意味する言葉で、小さい資金で大きな利益を得られるFXの仕組みを指します。
日本のFX会社は、最大25倍のレバレッジをかけて取引できます。たとえば、1ドル=100円で元手10万円をレバレッジ25倍で取引すると、実際には250万円相当の取引が可能です。レバレッジ1倍では、10万円相当の取引しかできません。
レバレッジ25倍で取引した場合は、レバレッジ1倍の場合と比較して2.5倍も大きい利益が得られるため、非常に魅力的な取引方法です。
しかしその分損失も大きくなるため、FXの基本である損小利大ではなく損大利大となって、結果的に利益はほとんどなくなります。
マイルールを決めていない
FXで負ける人の特徴の一つが、マイルールを決めずに取引していることです。
マイルールとは、投資家自身が決めた独自の取引ルールで、マイルールとも呼ばれます。エントリー条件や損切りのタイミング、トレードの時間帯などをルール化します。ほかのトレーダーのマイルールを参考にしたり、検証を重ねて独自に研究したりして作るのが一般的です。
FXで負ける人は感情的に取引したり、なんとなくエントリーしたりして失敗します。マイルールがあれば、感情を排除してルールに沿って取引を繰り返すため、感情による失敗を防げます。
FXで負けない!勝つためのポイント
ここまで、FXで負ける人の特徴を紹介してきました。負ける人には特徴があり、その特徴を把握して対策することで、勝つ人へとポジションを変えられます。
ここでは、FXで勝つためのポイントを紹介します。
マイルールに従って取引する
マイルールの重要性については、前項でも説明しましたが、ここではより詳しく説明します。マイルールを作るべき理由は、次のとおりです。
- 取引に感情をもち込まないため
- 取引に一貫性をもたせるため
- あとで検証しやすくするため
FXでは取引して利益が出たら、または損失が出たらそれで終わりにするのではなく、それぞれの結果になった理由を検証し、次回の取引に活かす必要があります。そのためには、マイルールを作って取引に一貫性をもたせ、検証しやすくしておかなくてはなりません。
検証では、「ルールAを変更するとどうなるのか」「ルールBでは……」といったように、一部のルールを変更しながら、より利益を得やすいルールを作っていきます。そのため、感情的な取引やルールに従わない取引は、検証の役に立たないばかりか損失が大きくなる原因にもなります。
慣れるまでは低レバレッジに設定する
FXでは取引に慣れるまでは1〜3倍程度の低レバレッジに設定し、取引するとリスクを低減できます。高レバレッジに設定すると利益が大きくなる分、損失も大きくなるため、負け方も大きくなってしまうからです。
またレバレッジが高いほど、証拠金維持率が低くなって強制ロスカットされるリスクも高まります。
証拠金維持率とは、必要証拠金に対する資金の割合です。FXで取引するには必要証拠金と呼ばれる担保金が必要で、必要証拠金以下での取引はできません。
FXでは一定の証拠金維持率を維持しないと、強制ロスカットと呼ばれるFX会社による自動ロスカットが実行されます。
たとえば、これから相場が戻る可能性はあったとしても、強制ロスカットされてしまうと損失が確定されてしまうのです。レバレッジを低く設定しておくと証拠金維持率が高くなるため、強制ロスカットのリスクは低減されます。
分析や勉強を継続して行う
FXで負けない人になるためには、常に新しい情報を入手して勉強やチャート分析することが重要です。一度設定したマイルールは、都度検証して新しいものへと変更していく必要があります。
分析や勉強と聞くと、途端にアレルギー反応を起こす人がいるかもしれませんが、FXではマーケット状況に合わせて、臨機応変に対応することが大切です。各FX会社のマーケット情報や、チャート分析の方法を入手して自分のマイルールに取り込んでいきましょう。
FX初心者なら、まずはFXの基礎知識や基本的なチャート分析が学べる本を数冊購入し、繰り返し精読するのがおすすめです。 その後、無料利用できるデモトレードで実践練習を積み重ねましょう。
FXで負けないためにはFX会社選びも重要
FXで負ける人の特徴を理解し、勝つためのポイントを実践したとしても、自分に合ったツールで取引しないと勝てない可能性もあります。
ここからは、FX初心者におすすめのFX会社を紹介します。
GMOクリック証券
GMOクリック証券では、FXネオと365FXの2パターンの方法でFX取引が行えます。ここでは、FXネオの概要について紹介します。
FXネオの取扱通貨ペアは20種類、取引単位は10,000通貨単位です。一般的な数字ですが、取引ツールが豊富なこともおすすめポイントです。
インストールソフトやWebブラウザからの取引、スマートフォン専用アプリなど使いやすい取引ツールで取引できます。
取扱通貨ペア | 20通貨ペア |
取引単位 | 10,000通貨単位 |
スプレッド(ドル/円) | 0.2銭 |
取引ツールの数 | PC:5種類 iPhone:1種類 Android:2種類 |
デモトレードの有無 | あり |
\最大300,000円キャッシュバック中/
SBI FX トレード
SBI FX トレードのメリットは、1通貨単位から取引できることです。1ドル=100円のときで考えると、10,000通貨単位のFX会社では最低約40,000円の証拠金が必要ですが、SBI FX トレードなら約4円の証拠金で取引を開始できます。
また人気通貨ペアのドル/円のスプレッドが1銭未満であることも、魅力の一つです。
取扱通貨数 | 34通貨ペア |
取引単位 | 1通貨単位 |
スプレッド(ドル/円) | 0.09銭 |
取引ツールの数 | PC:2種類 iPhone・Android:1種類 |
デモトレードの有無 | なし |
DMM FX
DMM FXはスプレッドが狭く、取引ツールが充実していることがメリットです。
スマートフォンで利用できる取引ツールは2種類。外出先での取引を予定している場合は、使いやすい取引ツールを選べることが魅力です。
デモトレードも体験でき、簡単な登録でデモ口座を開設できます。本取引で使用される取引ツールと同じものをデモトレードでも使えるので、取引の練習にも最適です。
取扱通貨数 | 21通貨ペア |
取引単位 | 10,000通貨単位 |
スプレッド(ドル/円) | 0.1銭 |
取引ツールの数 | PC:2種類(補助ツール2種類) iPhone・Android:2種類 |
デモトレードの有無 | あり |
\最大200,000円キャッシュバック中/
FXで勝つ人になるは負ける人の特徴を知っておこう
FXで負ける人の特徴は、主に次のとおりです。
- 損切りできない
- 勉強していない
- 自信過剰または感情的になってしまう
- 慌ててエントリーしてしまう
- 高レバレッジで取引している
- マイルールを決めていない
自分が負ける人の特徴に当てはまっているなら要注意。マイルールや取引方法を見直しましょう。
マイルールを作ったら、まずはデモトレードで検証を重ねることが大切です。デモトレードを利用できる、または取引単位の小さいFX会社で、マイルールに従った取引ができるように練習しましょう。
この記事のライター・監修者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP(日本FP協会認定) 対応可能業務:「貯金を資産運用したいけど、何から始めればよいかわからない」そんな方へ、まずは運用方法の種類やリスクを丁寧にご説明します。お気軽にご相談ください。