「FXってどのくらい儲かるの?」
「FXで儲かっている人はどのくらいいる?」
「FXで儲けるためには何をやればいい?」
FXに興味がある人の多くは、どのくらい儲かるのか気になっているのではないでしょうか?
FXのさまざまなニュースや特集を見ると、儲けている人もいれば儲かっていない人もいます。
そのため、どのくらいの人が儲かっているのか事実を知りたいと思っている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- FXでどのくらい儲かるのか
- FXで儲かっている人の割合
- FXで儲かっていない人の傾向
儲かっている人の割合については実際のアンケート調査をもとに解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
FXの取引では、どのくらい儲かるの?
FXでは、実際どのくらい儲かるのでしょうか?
個人投資家に限っても、FXで儲けている人もいれば、まったく儲かっていない人もいます。
たとえば、数は少ないですが年間数億円以上儲けている人は確実にいます。一方で、逆に大損している人もいるでしょう。
ここまで、儲けている人と儲けていない人がはっきり分かれているのは、世界中の投資家が参加しているからといえます。
しかし、必ずしも才能がすべての世界ではありません。なぜなら、現在FXで安定的に稼いでいる人のなかにも、かつて大損した人がいるからです。
したがって、FXについて学んだりトレードを繰り返したりすれば、少しずつ儲かるようになる可能性は十分あります。
FXで儲かっている人がどのくらいいるのか解説
FXに興味がある方が一番関心があるのは「儲かっている人がどのくらいいるのか」という点です。
まったく儲かっている人がいなければ、不安を感じる方も多いでしょう。
株式会社RUNWAYSが運営する「海外FX wiki」が全国の現役FXトレーダー1,000名を対象に行った「FX取引の実態に関するアンケート調査」から紐解いてみましょう。
この調査によると、FXの生涯成績は「負けている」と答えた人の方が圧倒的に多いことがわかりました。
回答内容 | 割合 |
---|---|
勝っている | 23.6% |
負けている | 52.7% |
変わらない | 23.7% |
引用元:【海外FX wiki調べ】
そして、別の質問内容から女性の方が負けている人が少ない(男性は58.0%、女性は42.9%)傾向があるようです。
FXでなぜ儲かるのか? その仕組みを解説
FXの取引をした経験がない人は、なぜ儲かるのか仕組みがわからないのではないでしょうか?
FXで利益を得るためには、以下のいずれかの方法があります。
- 為替差益で儲かる
- スワップポイントで儲かる
それぞれの方法で儲かる仕組みについて順番に解説します。
1.為替差益で儲かる
FXでは、為替差益で儲ける方法が一般的です。
FXでは外国為替を購入し、価格が動いたら売却することで利益を得られます。
たとえば、1ドルが100円と仮定します。このときドル円の価格が上昇すると予測する場合は、買い注文を行ってください。
仮にドル円の価格が101円まで上昇したタイミングで売却すれば、1ドルあたり1円の利益を得られます。
逆にドル円の価格が下落すると予測する場合は、売り注文を行いましょう。
ドル円の価格が99円まで下落したときに売却すれば、この場合も1ドルあたり1円の利益を得られます。
そして、1,000通貨・1万通貨・10万通貨と売買量を増やせば、よりたくさん儲かる仕組みです。
▼売買したときに得られる利益の比較
売買量 | 買い注文をして100円→101円まで |
1,000通貨 | 1,000円 |
1万通貨 | 1万円 |
10万通貨 | 10万円 |
FXでは、このような取引を何度も繰り返して、利益を得られます。
2.スワップポイントで儲かる
FXでは、もう一つスワップポイントを儲ける方法もあります。スワップポイントとは、2国間の金利の通貨差を利用して利益を得る仕組みです。
仮に日本の金利が-0.10%、トルコリラの金利が14.0%のケースで考えてみましょう。
このときにトルコリラ円の買い注文をすると、買いポジションを保有し続ける限り、金利の差額分を受け取れます。
たとえば、外為どっとこむでトルコリラ円の買いポジションを保有した場合に受け取れるスワップポイントは、1万通貨あたり18円(2022年4月22日時点)です。
したがって、30日間トルコリラ円のポジションを保有し続けると、540円分のスワップポイントをもらえます。
当然、取引量が増えるほど、多くのスワップポイントを受け取れる仕組みです。
FXで儲かる人の傾向とは?
FXは、無闇にトレードするだけで儲かるわけではありません。FXで儲かる人には、3つの傾向があります。
- 焦って取引を始めない
- 損切りができる
- 資金が豊富にある
FXで儲けたいと考えているのであれば、これから紹介する傾向の通りに取引をしましょう。
1.焦って取引を始めない
FX初心者によくあるのが、焦って取引をはじめて大きな損失を被るケースです。
ビギナーズラックで勝てる可能性もありますが、ほとんどの人は口座の資金をほとんど失う結果に終わります。
最初からずっと良い調子で儲かる人はほとんどいません。また失ったお金を取り戻そうとしてもうまくいかないケースがほとんどです。
まずは、FXに慣れるためにもデモ口座からはじめてみてはどうでしょうか?
デモ口座なら仮想資金で取引できるので、負けてもお金を失う心配がありません。資金を入れて取引するのは、慣れてからでも遅くないでしょう。
2.損切りができる
FXで利益を残すためには、できるだけ損失を抑える必要があります。そのためには損切りを行い、含み損を抱えているポジションを決済しなければなりません。
損切りは負けを受け入れるため、勇気の必要な行為です。しかし、損切りをしなければ含み損が拡大し、口座の証拠金を全額失うリスクが高くなります。
FXで儲かっているトレーダーは、総じて損切りを淡々と行い、損失額を抑えています。
3.資金が豊富にある
FXでは資金が豊富にあるトレーダーほど有利な傾向があります。その理由は精神的な余裕があるため、淡々とトレードできるからです。
少しトレードで負けても、豊富な資金があるので、また挑戦すればよいと考えられます。
一方、資金が豊富にない状態でトレードをした場合、負けたときに失う資金が多いため、ショックも大きくなります。
損失が発生するのを嫌うあまり、損切りが遅れたり利益確定のタイミングが早すぎたりするため、稼げなくなるでしょう。
4.資金管理ができている
儲かっている人は資金管理ができている傾向があります。資金管理とは、取引に使う資金や1回の取引で得られる利益・許容する損失を決めておく行為です。
あらかじめ、この取引でどのくらい儲かるのか損をするのかわかっていれば、1回の勝ち負けで一喜一憂しなくなります。
しかし、1回の取引で負けたときの損失を把握していなければ、ギャンブルと同じです。想定外の損失を被るでしょう。
FXで儲からない人の傾向とは?
ここからはFXで儲からない人の傾向について解説します。
- リスクを取り過ぎる
- ルールをコロコロ変える
- 感情的になってしまう
これからFXをはじめる方は、まず儲からない人の行動をしないようにしましょう。
そうすれば、FXで儲かる確率も高くなります。
1.リスクを取り過ぎる
FXで儲からない人は、リスクを取り過ぎる傾向があります。
リスクを取り過ぎる例を挙げると以下の通りです。
- 証拠金で保有できる限界までポジションを保有する
- 数万円しかないのにレバレッジ25倍以上で取引する
- 1回の取引の許容損失額が証拠金の数十%以上
リスクを取り過ぎると、すぐに証拠金を失う可能性が高くなります。
株式会社RUNWAYSが運営する「海外FX wiki」が行った「FX取引の実態に関するアンケート調査」の結果にもその事実が表れています。
以下の図は、男性の証拠金残高と実効レバレッジを表したものです。
引用元:【海外FX wiki調べ】
証拠金1万円未満の人の8割近くがレバレッジ20倍で取引しています。加えて、そのうち20%くらいの人は100倍以上のレバレッジで取引している事実がわかりました。
次に女性の調査結果を見てみましょう。女性の場合、証拠金1万円未満かつレバレッジ20倍以上の人は25%前後と、男性よりも少ない傾向にあります。
引用元:【海外FX wiki調べ】
他の証拠金残高を見ても、全体的に男性の方が女性よりもリスクを取って負けている事実が浮かび上がってきます。
レバレッジを高くしすぎた場合、含み損が拡大し、FX業者によりロスカットが執行されたときに発生する損失も多くなるので注意が必要です。
2.ルールをコロコロ変える
FXで儲からない人は、ルールをコロコロ変える傾向があります。
FXで取引する際、チャート(価格の値動きを表したもの)にテクニカル指標を表示して、エントリーや決済の判断をします。
しかし、一度決めたルールで何回か負けると「このルールでは勝てないから」と他の方法に変えようとする人も少なくありません。
ルールを何度も変えていては、トレード技術は身につきません。その結果、永遠に必勝法を探し続けるものの、一向に損失が増えていく状況に陥ります。
3.感情的になってしまう
トレードするときに、注意しなければならないのが人間の感情です。
「損をするから損切りをしたくない」「利益が減らないうちに決済したい」といった感情でトレードをすると損失は増え、利益は減り続けます。
また、一度決めたルールを破ると、いつまで経ってもトレードが上達しないので儲かりません。
FXで儲けるための5つのポイント
FXで長期的に儲けるためのポイントは5つあります。
- 余剰資金で取引を行う
- ずっと同じルールで取引を行う
- 複数の通貨に手を出しすぎない
- デモ口座を利用したりロット数を落としたりする
- 仕事や家事と両立する
これらのポイントを踏まえてトレードを行えば、儲かる確率も上がる可能性があります。
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
1.余剰資金で取引を行う
FXはあくまでも余剰資金で取引を行ってください。
資金に余裕がなければ、負けられない心理状態になるため、損切りや利益確定のタイミングにも悪影響が出ます。
1回損をしただけで、精神的ショックから立ち直れなくなるリスクもあります。
しかし余剰資金で取引を行えば、1回の負けを引きずる心配はありません。そのため、利益も着実に増えていくでしょう。
2.ずっと同じルールで取引を行う
FXでは長期的に取引を繰り返す場合、利益が増え続けるルールを探す必要があります。
長期的に利益を残せそうなルールを見つけたら、最低でも100回以上は取引しなければなりません。
重要なのは100回以上取引したときに、利益が残っているかどうかです。途中で10連敗しても最終的に利益が残っているのであれば、ルールとして問題ありません。
何度もルールを変更した場合、長期的の利益が出るのかがずっと分からないため、注意しましょう。
3.複数の通貨に手を出しすぎない
初心者が最初から複数の通貨に手を出すのはよくありません。
複数の通貨に手を出すためには、チャートも数種類見続ける必要があります。最初から複数のチャートを見ようとすると、集中力が散漫になりやすくなります。
その結果、トレード技術を磨くのに時間がかかってしまうでしょう。
また、通貨ペアによって値動きの激しさも変わるため、損益も変動します。
トレードに慣れていないときに、値動きが激しいポンド系の通貨に手を出すと、損失が大きくなりやすいので注意が必要です。
4.デモ口座を利用したりロット数を落としたりする
慣れていない状態でトレードをしても勝てないため、損失がどんどん増えてしまいます。
また、取引ツールの誤操作が原因で、大きな損失を被るかもしれません。
最初は、デモ口座を利用したりロット数を落としたりして、トレードするのをおすすめします。
デモ口座であれば、仮想資金でトレードできるので、お金を失うリスクはありません。そのため、安心してトレードの練習ができます。
実際のお金を使うのであれば、ロット数を落として取引をすれば、損失を抑えられます。
5.仕事や家事と両立する
儲けようとするあまり、四六時中トレードのことばかり考えていませんか?
トレードに熱中するあまり仕事や家事がおろそかになれば、収入が減ったり家族との関係が悪化したりします。
これではFXで儲けるどころではなく、落ち着いてトレードもできないでしょう。
トレードするときに重要なのは、日々のライフスタイルに悪い影響を与えないこと。
仕事や家事と両立できていれば、家族の理解も得られやすくなるので、トレードに集中できます。
FXで儲けるためには、焦りは禁物
FXで儲けるためには焦りは禁物です。
焦って儲けようとすると、リスクを取り過ぎるため、口座の証拠金を失うリスクが高くなります。
しかし、余剰資金かつ同じルールで淡々と取引を行えば、初心者でも儲けられるようになります。
為替相場は、長く続いているので、焦らなくてもなくなりません。FXに慣れるまでは、損失をできるだけ抑えた方が、生涯収益が大きくなる可能性があります。
まずは、デモ口座もしくは1,000通貨未満から取引ができるFX業者を利用しましょう。