「借金がいくつもあって、毎月の返済が苦しい…」
「ローンをひとつにまとめて返済しやすくする方法ってある?」
「新しくローンを組みたいけれど、審査に落ちてしまう」
あなたは、毎月カードローンの返済で悩んでいませんか?
カードローンは生活する上でとても便利ですが、借りすぎると多重債務に陥ってしまいます。複数の会社からの借金で、返済に苦しんでいる人もいるかもしれません。
そんなとき、役に立つのは「おまとめローン」です。
そこで、この記事では、
- おまとめローンについて
- おまとめローンがおすすめな理由3選と注意点4選
- おまとめローンの審査に通るコツ4選
- おすすめのおまとめローン4選
以上について解説していきます。
おまとめローンについての理解を深め、毎月の返済を楽にしていきたい人は、ぜひ最後までご覧ください!
目次
そもそもカードローンをまとめる「おまとめローン」とは?
おまとめローンは、普通のカードローンと何が違うのでしょうか?
こちらでは、おまとめローンの特徴について紹介します。
- 複数のローンを一本化できる
- 総量規制で制限されない例外貸付になる
- ローンの借り換えとは違う
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 複数のローンを一本化できる
おまとめローンは、借り入れした複数のカードローンを一本化できます。
おまとめローンのサービスを提供している金融機関から融資を受け、現在のローンを全額返済します。その後は、一本にまとめたローンを返済していく方法です。
一本化することにより、借り入れた人の利息や毎月の返済額を減らすことが可能です。
2. 総量規制で制限されない例外貸付になる
カードローンは、貸金業法の「総量規制」により「年収の3分の1を超えた貸し付けができない」決まりです。
総量規制で過剰な貸し付けから消費者を守り、多重債務や自己破産を防ぎます。複数業者に借り入れをした場合も、信用情報機関への照会でトータルの借り入れ金額がわかります。
ただし、おまとめローンや銀行のカードローンは「例外貸付」と呼ばれる総量規制の対象外です。これまで「年収の3分の1を超える」ために借りられなかった人も、審査に通る可能性があります。
3. ローンの借り換えとは違う
複数のローンを一本化する「おまとめローン」に対し、金利を下げるため借入先を変更することを「借り換え」といいます。借り換えは1つのローンに対して行います。
どちらも金利を下げるという点は同じですが、違うサービスです。
カードローンをまとめられる「おまとめローン」がおすすめな理由3選
おまとめローンを使うメリットは、どこにあるのでしょうか?
こちらでは、おまとめローンのおすすめポイントを3つ解説します。
- 金利が低くなる
- 返済回数が減る
- 多重債務者を回避できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 金利が低くなる
おまとめローンを使うと、複数のローンを一本化し金利を下げられます。金利を下げて利息の合計額を減らすことが目的です。
カードローンの金利は、利息制限法によって借り入れ金額が大きくなるほど下がる傾向があります。
さらに、上限金利は以下の通りです。
- 10万円未満:上限20%
- 10~100万円未満:上限18%
- 100万円以上:上限15%
つまり、50万円のローン2つより、100万円を借り入れするほうが金利は下がります。
2. 返済回数が減る
複数の金融機関から借り入れると、ローン毎に金利と返済日が異なるため、毎月の支払い管理が大変です。
うっかり返済を忘れると、信用情報機関に延滞情報が記録され、信用情報に傷がつく可能性があります。
おまとめローンなら、複数の借金を一本化できるため、返済回数が月1回になりお金の管理がしやすくなります。
3. 多重債務者を回避できる
ローンを借り入れると、信用情報機関に記録されます。複数の借り入れをして返済が滞っていると、多重債務者とみなされます。
多重債務者になると、将来車や住宅ローンを予定している人は、審査に通らないかもしれません。
おまとめローンで借金を一本化することで、信用情報の整理につながり、多重債務者になることを回避できます。
事前に知っておきたい!「おまとめローン」の注意点4選
おまとめローンは便利な商品ですが、注意しておきたいこともあります。
こちらでは、おまとめローンの注意点4つについて解説します。
- 必ず金利が低くなるわけではない
- 支払い総額が増えるかもしれない
- 追加の借り入れができない
- 最低年収が設定されている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 必ず金利が低くなるわけではない
おまとめローンの利用で金利が下がり、利息の合計額が低くなるのは、現在借り入れしているローンの金利が高い場合です。
借り入れしているローンの金利が、おまとめローンと同じか低い場合には、金利の恩恵はさほど受けられません。
2. 支払い総額が増えるかもしれない
おまとめローンを使い、複数の借金を一本化することで、月々の返済回数や金額を減らせます。
ただし、毎月の返済額を低くしすぎると、返済期間が延びて利息の支払い総額が増える場合があります。
借金総額を減らすためにおまとめローンを利用する場合には、これまでの支払い総額よりも低くなるよう、毎月の返済額を調整しましょう。
また、毎月の返済額がこれまでよりも低くなったことで余裕がある月には、前倒しで返済することで支払い総額の減額も可能です。
3. 追加の借り入れができない
おまとめローンの中には、返済に特化しているため「追加の借り入れはできない」と決められている商品が多くあります。
おまとめローンで複数の借金を一本化した後に、追加で借り入れを予定している場合には、利用条件を確認し追加融資ができる商品へ申し込みしましょう。
4. 最低年収が設定されている
銀行のおまとめローンは、金利が低く条件がいい代わりに、最低年収が決められていることが多々あります。
最低年収は150万円~200万円くらいで、正社員ならば問題のない金額です。ただしパート・アルバイト・専業主婦は条件をクリアできないことがあります。
検討しているおまとめローンの会社で、最低年収が設定されているか確認しましょう。
カードローンをまとめたい!契約の流れと審査に通るコツ4選
おまとめローンは、必然的に借り入れ金額が高くなるため、審査に通らない場合もあります。
こちらでは、おまとめローンの審査に通るコツ4つについて解説していきます。
- 安定した収入がある
- 勤続年数が長い
- 借り入れ件数が少ない
- 滞納していない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 安定した収入がある
そもそも主な審査の流れは、以下の通りです。
- ホームページから申し込み(店頭・自動契約機・電話などあり)
- 個人情報と利用しているローンの申告・必要書類を提出
- 審査
このうち、安定した収入があると、審査に通りやすいでしょう。おまとめローンは、複数のローンを一本化するために、借り入れ金額が大きくなるからです。
銀行では、最低年収(150~200万円)が必須です。正社員や派遣社員・契約社員ならば問題のない金額ですが、パート・アルバイト・専業主婦は申し込みできないかもしれません。
2. 勤続年数が長い
勤続年数が長いと、審査に通りやすいでしょう。できれば、同じ会社で1年以上は働いてから申し込みたいところです。
パートでも、勤続年数が長く一定の収入を得ている場合、金融機関の基準をクリアすれば審査に通る可能性はゼロではありません。
3. 借り入れ件数が少ない
現在の借り入れ件数が少ないほうが、審査に通りやすいでしょう。
複数のローンを一本化するおまとめローンは、借り入れが複数あることが前提ですが、4社以上のローンがあると難しいといわれています。
これは「計画的に返済する能力がないために複数から借りている」と判断されるからです。
4社以上のローンがある場合には、3社を目標に融資限度額の高いローンから繰り上げ返済し、返済の空いた枠で他のローンを完済しましょう。
4. 滞納していない
借り入れしても、きちんと返済していれば審査に通りやすくなるでしょう。
しかし、返済を滞納したことがある人は、信用情報に記録され審査に通りにくくなるかもしれません。
自分の信用情報がどのような状況か心配な人は、信用情報機関に問い合わせ、情報の開示申請をして確かめてみましょう。
どれがいい?「おまとめローン」を選ぶ際のポイント2選
自分にあう商品をどう選んだらいいのか迷っている人へ、おまとめローンを選ぶ際に確認したいポイントを2つ紹介します。
- 金利が低い
- おまとめローンの対象になる借入が多い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 金利が低い
おまとめローンを選ぶなら、金利の低い商品がおすすめです。
なぜなら、おまとめローンを利用するのは、利息の返済負担を減らすためだからです。上限金利が現在のカードローンよりも低ければ、利息金額は減少します。
ただし、毎月の返済額を低くしすぎると、返済期間が延びて利息の支払い総額が増えるので注意しましょう。
2. おまとめローンにできる対象が多い
おまとめローンを選ぶなら、おまとめ対象が多い商品がおすすめです。
消費者金融のおまとめローンは、消費者金融の無担保ローンしか一本化できないことが多いので、事前の確認が必須です。
おまとめローンで一本化ができない場合には、フリーローンを利用することも検討してみましょう。
カードローンをまとめよう!おすすめ「おまとめローン」4選
多くのおまとめローン商品からどれを選んだらいいのか迷っている人へ、おすすめおまとめローンを銀行系・消費者金融系にわけて4つ紹介します。
- 東京スター銀行 スターワン乗り換えローン
- 横浜銀行 フリーローン
- アイフル おまとめMAX
- プロミス おまとめローン
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 銀行系おまとめローン2選
銀行系おまとめローンの特徴は、以下の通りです。
長所 | 短所 |
・低金利 | ・審査が厳しい |
最低年収をクリアできる収入や勤続年数があり、これまで滞納をしていない人は審査に通りやすいでしょう。
1. 東京スター銀行 スターワン乗り換えローン
東京スター銀行の「スターワン乗り換えローン」は、最大1000万円まで借りられます。
給与所得者ならば、契約社員・派遣社員・勤続年数1年未満でも申し込み可能です。
審査に通るか心配な人は、ホームページのチャットから相談できます。
項目 | 内容 |
申込条件 | ・満20歳以上65歳未満 |
借入限度額 | 30~1000万円 |
金利 | 年率 9.8%・12.5%・14.6% |
契約期間 | 10年 |
審査時間 | ― |
融資スピード | ― |
おまとめ対象 | 金融機関のローン |
使途 | 無担保個人向けローンの借り換え・おまとめ |
必要書類 | ・運転免許証または個人番号カード 収入証明書は下記のうちいずれか1点 |
2. 横浜銀行 フリーローン
横浜銀行の「フリーローン」は、最大1000万円まで借りられます。
居住と勤務エリアに制限がありますが、以下の地域であればパートやアルバイトでも利用可能です。
- 神奈川県内全地域
- 東京都内全地域
- 群馬県内の3市(前橋市、高崎市、桐生市)
項目 | 内容 |
申込条件 | ・満20歳以上69歳以下 |
借入限度額 | 10~1000万円 |
金利 | 年率 1.9~14.6% |
契約期間 | 1~10年 |
審査時間 | 最短で2日間 |
融資スピード | 最短で2営業日 |
おまとめ対象 | ― |
使途 | 事業資金以外 |
必要書類 | ・運転免許証または個人番号カードなど 収入証明書は下記のうちいずれか1点 |
2. 消費者金融系おまとめローン2選
消費者金融系おまとめローンの特徴は、以下の通りです。
長所 | 短所 |
・審査に通りやすい | ・金利が高い |
銀行系おまとめローンの審査に通らない人も、比較的受かりやすいです。ただし、追加の借り入れができないことがあります。
1. アイフル おまとめローン おまとめMAX
アイフルは「価格.comカードローンカテゴリ人気ランキング2021年上半期総合第1位」の企業です。
「おまとめMAX」は、銀行ローンやクレジットカードのリボまでおまとめできます。
項目 | 内容 |
申込条件 | ・満20歳以上 |
借入限度額 | 1~800万円 |
金利 | 3.0%~17.5%(実質年率) |
契約期間 | 最長10年(120回) |
審査時間 | 当日(※21時以降の申込は翌日) |
融資スピード | Web申込で最短25分(※時間帯により翌日以降あり) |
おまとめ対象 | 貸金業者・銀行ローン・クレジットカードのリボ |
使途 | ― |
必要書類 | ・運転免許証または個人番号カードなど 収入証明書は下記のうちいずれか1点 |
2. プロミス おまとめローン
プロミスは「2022年オリコン顧客調査ノンバンクカードローン初回利用第1位」の企業です。
プロミスを初めて利用する人は、30日間無利息で借りられます。
項目 | 内容 |
申込条件 | ・20歳以上65歳以下 |
借入限度額 | 最大300万円 |
金利 | 6.3%~17.8% (実質年率) |
契約期間 | 最終借入後から最長10年(1回~120回) |
審査時間 | 最短15秒で事前審査(※本審査が必要です) |
融資スピード | 最短1時間 |
おまとめ対象 | 消費者金融・クレジットカードなどにおける無担保ローン |
使途 | 他貸金業者からの借入金返済 |
必要書類 | ・運転免許証または個人番号カードなど 収入証明書は下記のうちいずれか1点 |
ぜひ、この記事を参考に、おまとめローンを有効活用して、カードローン返済を楽にしていきましょう!